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東北福祉大の先輩後輩 蝉川泰果と岡田晃平が互いにおすすめしたギアは?

同門の蝉川泰果(左)と岡田晃平。切磋琢磨する良きライバルだ(撮影:ALBA)

<日本オープン 2日目◇13日◇茨木カンツリー倶楽部 西コース(大阪府)◇7315ヤード・パー70>

アマ・プロ連覇がかかる蝉川泰果は、3バーディ・2ボギーの「69」と1つ伸ばし、トータルイーブンパーは20位タイで予選通過を果たした。カットラインはトータル5オーバーという我慢比べの大会とあって、逆転連覇の可能性は十分に残されている。

その前年覇者の上には、東北福祉大学の1年後輩で、蝉川からキャプテンを引き継いだ岡田晃平(トータル3アンダー・3位タイ)がいる。昨年の「日本アマ」では岡田が蝉川に競り勝って、ビッグタイトルをつかんだ。「日本アマでは僕の目の前で優勝した。ショットがめちゃめちゃ上手いんですよ」と、その実力を認めている。

一方で「晃平はバッティングが課題と、僕が在学中に言っていた」という弱点も。そこで蝉川が勧めたのはブレード型のパター。「替えたら? と言ったらめちゃくちゃ入っていた」と苦笑いする。岡田は蝉川のアドバイスで、大型マレットのオデッセイ『ストロークラボ TEN』から、ブレード型のオデッセイ『TRI-HOT 5K #1』にチェンジ。それが日本アマのタイトルを目の前で奪われた要因の一つとなってしまった。

逆に岡田から蝉川に勧めたギアもある。「晃平から教えてもらったアイアンのシャフト、モーダス3が良くて。もう1年半くらい気に入って使っています。お互い様ですね」と笑顔を見せる。そして、「大学4年生からすると一番大事な秋口にピークを持ってこられるのは、やっぱり一流選手だなとみています」と、後輩をリスペクトしている。

その岡田もまた、蝉川のことを「120%くらい意識している。やっぱり負けたくない」と言いながら、「ツアー会場で会ったら声をかけてくれる優しい先輩」とも。今日は笑顔で肩を組んで写真に収まった二人だが、バチバチの優勝争いがこの週末に見られるかもしれない。(文・下村耕平)

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