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「経験が生かせたと思う」 畑岡奈紗は“過酷”な5連戦最後に最高位のトップ10フィニッシュ

疲れを見せながらも、5連戦最後の試合でトップ10入りを果たした(撮影:ALBA)

<コグニザント・ファウンダーズカップ 最終日◇14日◇アッパー・モントクレアCC(米ニュージャージー州)◇6536ヤード・パー72>
 
ルーキーイヤー以来の5連戦となった最後の18ホール。畑岡奈紗は3バーディ・3ボギーの「72」で回り、5戦のうち最高成績の8位で締めくくった。

「4日間のなかで一番強いコンディション」と、ピンポジションがかなりタフでスコアを落とす選手も多かった最終日。そんななか、ティショットが左右にブレて安定せず、「ピンを狙っていくというよりは、どうやってピンの距離で止めるかというのが多かった」と耐えながらのプレーとなった。
 
それでも15番までは「ガマンしてアンダーで来れていた」と2つ伸ばす展開。トップ5圏内も見えていた。だが、16番でロングパットから3パットのボギーとすると、最終18番では2打目が砲台グリーンから転がり落ちてボギー。上がり3ホールで2つ落としてホールアウトした。
 
4月に行われたハワイ戦から今季メジャー初戦や国別対抗戦を経て、疲れも感じているなかでの今季3度目のトップ10入り。「トップ10に入れそうで入れなかったので、5連戦最後の試合でトップ10に入れたのはよかった」と振り返り、「そこは経験が生かせたと思う」と胸を張る。
 
2週間のオフを挟み、今大会の舞台からおよそ車で30分ほどの“自由の女神”も望めるリバティー・ナショナルGCで新規大会「ミズホ・アメリカズオープン」に出場する。「名門コースと聞いている。日本のスポンサーさんでもありますし楽しみな気持ち。調整していい状態で臨めるように頑張りたいです」と意気込みながら、まずは疲れた体を休めていく。(文・笠井あかり)

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