“基本”にして“王道” ルーキー青木香奈子が「ミート率が上がるはず」と太鼓判の練習法【プロが教える毎日“極・飛ばし術”】

青木香奈子が教える飛ばしの極意とは?(撮影:福田文平)

間もなく、夏本番! 夏休みにはゴルフの予定でパンパン…という読者も多いのではないでしょうか? ALBA.Netでは、そんなみなさんを応援するため、7月を『飛ばし月間』に設定。飛距離アップにつながる記事をお届けしていきます。そしてその一環として、第一線で活躍する現役バリバリのツアープロにスイングの注意点、練習法、道具選び…など“飛ばしの極意”を聞いてきました! 毎日、読んでいただき、“きのうの自分よりも1ヤードアップ”を目指していきましょう! 今回は注目ルーキーのひとりで、今季、すでに下部のステップ・アップ・ツアーで1勝を挙げている青木香奈子。

昨年のプロテストに6度目の挑戦で合格。すると、その明るい笑顔や、持ち前の“美スイング”なども相まって、一躍、注目ルーキーの仲間入りを果たした。レギュラーツアー初出場となった3月の「Vポイント×SMBCレディス」で13位になると、4月には下部ツアーながら「大王海運レディス」でプロ初優勝。QTランキング134位で開幕を迎えながら、第1回リランキングでは40位になり、夏場以降はレギュラーでプレーする機会も、さらに増える見込みになっている。

そんな青木は、規定試合数を満たしていないため参考記録にはなるが、今季ここまで10試合に出ているレギュラーツアーで、ドライビングディスタンス245.65ヤードを記録。これは現在のランキングに照らし合わせると、25位に該当する。スリムな体から繰り出されるティショットは、エレガンスながら迫力も兼ね備えている。

そこでドライバーショットも魅力の青木に、飛距離アップのアドバイスを求めると、「ミート率を上げるのが一番だと思います」という答えが、ニッコリとした笑顔とともに返ってきた。そのためのおススメ練習法も教えてくれる。

「ビジネスゾーン、いわゆる“3時・9時”のハーフショットを反復練習してください」

ゴルフのスイングを時計に見立て、『3』と『9』の間のクラブの動きだけ(ハーフショット)で行う練習は、やはりプロにとっても基本であり王道メニューのひとつ。実際、青木も、「スイングを確認したい時など、よくメニューに取り入れますよ」という大事にしているチェックルーティンだ。「ミート率が上げられると思いますよ」。自信を持って勧められる練習法でもある。

“当たった時は飛ぶ”では、やはりスコアの安定は望めない。徹底的にこのハーフショットを繰り返し、自分のヘッドの通り道を安定させ、確実性アップにトライしてみよう!