4日間で6万人が熱狂! オリジナルグッズに記念写真…米女子ツアー唯一の韓国戦は大盛り上がり
<BMW女子選手権 最終日◇22日◇ソウォンバレーCC(韓国)◇6647ヤード・パー72>
女子ゴルフが大人気の地・韓国で唯一行われる米女子ツアー「BMW女子選手権」は大熱狂のうちに終わった。首都ソウルから車で1時間半ほどの会場で行われたが、ファンが大挙として詰めかけた。4日間を通して延べ6万人(主催者発表)が来場し、それぞれ“推し”の選手に声援を送った。
米ツアーの大会では類を見ないほどのギャラリー数。現在、韓国ではゴルフ人口が日本を上回っており、熱いゴルフブームが巻き起こっている。選手のほとんどにファンクラブがあり、韓国女子ツアー(KLPGA)を含めて高い人気を博している。
2年ぶりに韓国でプレーした“ダンボ”ことチョン・インジ(韓国)は朝イチスタートだろうと、裏街道からのスタートだろうと、横断幕を持ちダンボをモチーフにしたキャップを被った応援団からエールが送られた。バーディを奪えば『ナイスバーディ!』の大歓声に包まれ、ボギーとすれば『ファイティン!(頑張れ)』と声がかけられる。32位タイに終わったが、サイン待ちの列は途切れず。ひとりひとりに丁寧に対応して、疲れを感じさせない笑顔でコースを後にした。
3年ぶり、有観客試合に限れば5年ぶりの韓国大会に出場した申ジエ(韓国)も大人気。海外通算勝利数『64』を掲げたオリジナルキャップを被るファンがずらりと並んだ。ほかにも、キム・ヒョージュ(韓国)は赤、チェ・へジン(韓国)はピンクと、それぞれのイメージカラーを身に付けたファンが一堂に会し、最後にはクラブハウス前で選手を交えた“お決まり”の記念撮影が行われた。スーパースターと過ごした時間に、ファンは大興奮だった。
まるで祭典のような4日間。ファンにとって、1年後が今から待ち遠しいに違いない。
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