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今平周吾は「フェアウェイキープが勝因」 4日間で1Wを打ったのはわずか6回【勝者のギア】

今平周吾のバッグにはこだわり抜いた14本がそろっている(写真:鈴木祥、ALBA)

<日本オープン 最終日◇13日◇東京ゴルフ倶楽部(埼玉県)◇7251ヤード・パー70>
 
日本一決定戦の最終日は、最終ホールまで手に汗握る展開となった。トップと1打差で出た今平周吾が5バーディ・3ボギーの「68」をマーク。終盤には17番でチップ・イン・バーディを決めた木下稜介に一度は並ばれたが、20メートル以上のロングパットを18番で決め、トータル4アンダーで勝ち越した。節目のツアー通算10勝目とメジャー初制覇を地元・埼玉で飾った。

終わってみればアンダーパーは、今平と木下の2人だけ。剛ラフでフェアウェイの絞られた日本オープンらしい難設定のなか、勝因に挙げたのはティショットだ。「距離が残ってもフェアウェイキープを徹したのが勝因です。(最終日は)ドライバーは1回使用で、4日間では6回です」。この戦略で4日間のフェアウェイキープ率は「82.143%」の4位を記録。ティショットは得意の低いドローを多用し、「上手くいったかな」と手応えを語る。

パーオン率も6位タイ(62.5%)。昨年11月に優勝した「三井住友VISA太平洋マスターズ」と違い、アイアンシャフトを『DG EX TOUR ISSUE』(S300)から『N.S.PROモーダス³プロトタイプ』(S)に変更していた。理由は「少しドローしてしまう球が多かったので、それを少し抑えるためにこのシャフトにしたらおさまったので替えました」とのことだ。
 
今週も多用した「多分もう10年ぐらい」というタイトリスト製の3UTも手放せない。「打ちやすいということと、最近のUTはスピンが入らないので少し飛びすぎてしまう。止めたい場面でなかなか止めづらいというのがあるんです。昔のモデルは球を上げたりスピンを入れたり、あとは少しドロー目に入れれば飛ばすこともできるので、それで長く使っています」
 
平均パット3位(1.7111)だったパッティングに関しては、今年から打ち方を変更したことで、それに合うオデッセイ『ストロークラボTEN』に戻して安定している。
 
「アドレスの時に左腕を伸ばすようにして(アームロックではないが)シャフトと一体じゃないですけど、動かすようにしたら安定しました。体の動きだけで(ストロークする)。そしたらタッチも方向も安定しました。打ち方を変えてからフィーリングがよくなったので、そこからはあまり変える気にはならなかったです」
 
【今平周吾の優勝クラブセッティング】
1W:ヤマハ RMX116(10.5°Tour AD TP-6X 44.5㌅)
3W:コブラ LTDx(15°Tour AD PTHM-7X)
5W:テーラーメイド M5(19°Tour AD TP-8X)
3U:タイトリスト 910H(21°Tour AD DI-HYBRID 95X)
4,5I:ヤマハ RMX VD/M(N.S.PROモーダス³プロトタイプ S)
6I~PW:ヤマハ RMX VD/R( 〃 )
52度:タイトリスト ボーケイSM9(DG EX TOUR ISSUE S200)
60度:タイトリスト ボーケイWW( 〃 )
PT:オデッセイ ストロークラボTEN
BALL:タイトリスト Pro V1x

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