
昨日の友は今日の敵? 米ツアーで選手とキャディが“直接対決”の珍事
<3Mオープン 事前情報◇25日◇TPCツインシティーズ(米ミネソタ州)◇7431ヤード・パー71>
米ツアー通算1勝のエリック・ヴァン・ローエン(南アフリカ)は、急きょキャディを探さなくてはならなくなった。なぜなら、ローエンのエースキャディを務めるアレックス・ゴーガート(米国)がマンデートーナメントを突破し、今大会に出場することになったからだ。
「かなり非現実的だよ」と、ゴーガートは笑った。本来ならば火曜日の練習ラウンドでローエンのバッグを担ぐはずが、その代わりに優勝を争うライバルとしてティショットを放った。大会側の計らいもあり、ゴーガートとローエンは予選を同組でプレーする。
ゴーガートはプロ転向後、しばらくはミニツアーを転戦していたが、ここ4年間はミネソタ大学ゴルフ部のチームメートだったローエンのキャディを務めている。これまで、PGA公認大会にはPGAツアーカナダ(3部ツアー)1試合に出場したのみ。今大会がPGAツアーデビュー戦となる。
ローエンもこの“競演”を歓迎する。「彼(ゴーガート)のプレーは今まで見た中で最高だ。それは純粋に楽しんでいるからだと思う。(予選通過はできそうか?)ああ、間違いないよ」と太鼓判を押した。
「僕らの夢だったんだ。大学の仲間の多くは、PGAツアーでプレーしたいと思っていた。『いつか一緒にラウンドしよう』。そう話していたんだ」(ローエン)
練習ラウンドでローエンが13番パー3でベタピンショットを披露したとき、ゴーガートは大きな声で「グレート・ショット!」とだけ言った。今週はそれが親友に対してできるすべてだ。
「本当に楽しいよ。忘れられない経験になるのは間違いない。だけど、彼にアドバイスしないように、言葉に気をつけなきゃ」
ローエンとゴーガートの夢舞台が、まもなく始まる。
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