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金谷拓実がモンスターコース富士桜を攻略「慣れたクラブが好き」【勝者のギア】

金谷拓実のセッティングをのぞいてみよう(撮影:鈴木健夫)

<フジサンケイクラシック 最終日◇3日◇富士桜カントリー倶楽部(山梨県)◇7424ヤード・パー70>

1打差の単独トップから出た金谷拓実が、猛ラフのモンスターコースで4バーディ・1ボギーの「67」をマーク。トータル8アンダーで4打差をつけ逃げ切り、今季2勝目(通算5勝目)を果たし、3大会ぶりに再び賞金1位に浮上した。優勝会見では「賞金王を獲りたい」と明言し、秋からさらなる活躍を目論んでいる。

使用ギアは6月の「ツアー選手権」優勝時からモデルは不変で、全グリップとウェッジヘッドをリフレッシュ。勝利に貢献したクラブは「やっぱりティショットが安定していた。でも、後半ラフに入っていた中で、アイアンが安定してグリーンを捉えたりできていたので、そういったところが良かったかな」とする。

使用する『G410 PLUS』ドライバーは年季が入っており、PINGの担当者は「長い間使って相当信頼してますから」と、その精度アップに太鼓判。去年から飛ばしたい時に意図的に“低い球”を打っていたが「今年は心境の変化か、少しずつ高さを出そうとした結果がFWキープに繋がる原因。それでアイアンもチャンスにつけられる」と、今年の変化を指摘する。

金谷本人も「やっぱり慣れているクラブが好きなので。新しいモデルとか出るんですけど、 ツアーは長いのでしっかり調整する期間もなくて、ずっと学生から同じようなクラブです」。PING担当者が指摘した“心境の変化”についても「コースによって色んな球を打たなきゃいけないし、今年はいろんな球をコントロールすることができてるのかな」と言う。

今年の全英オープン以降で、コーチも含めたチーム全体で「高さを出し、飛距離を出しつつ、FWキープを増す」に取り組んできた中、早速モンスターコースの富士桜でも活かせた形。現状は「意図した球を何でも打てる」エースのG410 PLUSがベースだが、今後は高さを求めて別のギアも含めたテストを重ねるという。

【金谷拓実の優勝クラブセッティング 】
1W:ピンG410 PLUS(9°THE ATTAS 6X)
3W:ピンG410 LST(14.5°THE ATTAS 6X)
3U:ピンG410(19°ATTAS HY IP BLUE 95S)
5I:ピンG710(21.5°AMTツアーホワイト X100)
5I〜PW:ピンi230(AMTツアーホワイト X100)
52,58,60°:ピンGLIDE FORGED PRO( 〃 )
PT:ピンSIGMA2 ARNA
BALL:ブリヂストンTOUR B X

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