ゴルフのトーナメント会場は“ネタの宝庫”。ただ、そのすべてを伝えることはなかなか困難なこと…。そこで現場記者がコースを歩くなか“見た”、“聞いた”もののなかからちょっと気になった1つのテーマ、すなわち“ヒトネタ”をご紹介！ 今回は「アクサレディスゴルフトーナメント」が行われているUMKカントリークラブから。
日本中を熱狂に包んだWBC。今週の国内女子ツアーが行われるコースでも、選手たちの注目度はバツグンだったようで、決勝が行われた日本時間22日にはロッカー内や練習場からも大きな歓声があがり、アクサレディス開幕前日の取材では「感動」という言葉が多く聞かれた。
鈴木愛は、世界一の偉業達成もそうだが、また別の部分でも興奮したとか。12日に東京ドームで行われた1次ラウンドの日本対オーストラリア戦。大谷翔平が、自身が写された契約先のセールスフォース社の看板に直撃するホームランを打ったことは記憶に新しいが、同社は鈴木の所属先でもある。「周りからめっちゃ言われました。セールスフォースに当たって、宣伝になったねとか（笑）。いろんな人に知ってもらう機会になりました。私は（野球は）関係ないけど、そういわれるのはうれしいですね」とニンマリだ。
やはり周囲からは『（大谷と）会ったことある？』などの質問も受けるそうだが、まだ対面は叶っていないという。「いろんな話を聞いてみたいですね。試合に向けての準備やトレーニング、モチベーション（の上げ方）など自分の想像を超えてると思う。それを知るために機会をいただいて、お話できたらうれしいですね」という思いは強い。
「セールスフォースがめっちゃ映ってるーって、たくさんの人に言われました。大谷さんありがとうございます。もっと当てていいよって思ってました（笑）」。試合結果はもちろん、看板直撃弾のおかわりにも期待していたという。「私もたまには映らないと（笑）」。2015年から契約を結ぶ所属先への恩返しのため、次はゴルフコースから“援護弾”を飛ばす。
【主な女子プロゴルファーのWBCへの反応】
■山下美夢有
「練習中の合間に（優勝の瞬間は）ちゃんと見てました。野球はあまり見る機会がなかったですけど、やっぱり違いました。めっちゃ感動しました。ブウァーってコースも盛り上がってました。野球見るために（ネット中継を行った）アマゾンプライムも宮崎で契約して（笑）」
■小祝さくら
「あまり野球が分からずルールもあまり分からないんですけど、野球は5回くらい見に行ったことがあります。やっぱり面白いですし、WBCとか特別な試合は日本中が応援していて、スポーツの力ってすごいな思いました」
■原英莉花
「スポーツってこんなに感動するんだなって思いました。感極まりました。私もスポーツ選手ですけど自分はやっているほうだから、そういう感覚はこれまでなかった。こんなにも（選手の）心情を思い浮かべるんだなって思いました。期待をあれだけ背負ってずっと戦っている姿は素晴らしいですね」
■吉本ひかる
「すごい感動しました。あんなプレッシャーのなか、ひとりひとりがチームのためにってやっているのがかっこいい。あんなに感動を与えられることってすごいなって思いました。みんなすごかったと思うけど、やっぱり大谷選手はかっこいいと思いました（笑）」
Follow @ssn_supersports
