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岩井千怜はショットイン・イーグルに決めポーズ ツインズはともにボギーフリーで好発進

岩井千怜が好発進(撮影:福田文平)

<宮里藍 サントリーレディス 初日◇8日◇六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6513ヤード・パー72>
 
雨が降り空が暗くなるなか、終盤にビッグプレーが飛び出した。15番パー4、残り118ヤードからピッチングウェッジを振った岩井千怜の打球はそのままカップイン。ショットイン・イーグルを記録した。

うれしさをあらわにして、テレビカメラに決めポーズ。クラブを鉄砲に見立てて『バキューン!』とポーズをとり観客を沸かせた。これで単独首位に浮上。1イーグル・7バーディの「63」でホールアウトし、9アンダーは後続に2打をつける最高の滑り出しとなった。
 
ティショットは「ラフに行く回数が多かった」と散り、フェアウェイキープ率は14ホール中わずかに7回。それでも持ち味のショット力を光らせ、18ホール中15回のパーオンに成功した。「ラフはフライヤーするので、そこを計算にいれながらのショットがわたしは多い。最近、その計算も慣れてきたなという感じがあります」と、今季1勝でトップ10入り5回の絶好調娘は胸を張る。
 
三角印がないスコアカードの内容も、満足感が増すポイントのひとつ。「ひとつひとつ集中していて、多分ボギーを打っても気づかない感じの集中度。それだけ無我夢中でやっていたので、上がってみてボギーフリーというのはあすにつながるラウンドだった」と残り3日間のイメージも良さそうだ。
 
「朝ごはんを食べているときに見ました。わたしも頑張ろうと思った」と、千怜はきょう午前組でプレーしていた双子の姉・明愛のスコアはチェックしてからウォーミングアップを行った。そして自身の好発進へとつなげたが、その明愛も5バーディ・ボギーなしの「67」でプレー。大会初出場ながら5アンダー・4位タイのスタートで、「いいグリーン、いいコースでできて、自分のプレーもいい感じ」と同じくボギーフリーでスコアをまとめた。
 
「まだ3日間あってどうなるかわからないけど、あすも自分のプレーができるように頑張りたい」とまずは上位での決勝ラウンド進出をにらむ。唯一の心残りは「最後のパターで一回だけショートしてしまった」こと。果敢な攻めと強気のパッティングで、バーディ量産を狙っていく。(文・笠井あかり)

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