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逆転負けにも自信 ブルックス・ケプカが証明した“メジャーハンター”の実力
ケプカ(右)とラームは最後にガッチリ握手(撮影:GettyImages)
<マスターズ 最終日◇9日◇オーガスタ・ナショナルGC(米ジョージア州)◇7545ヤード・パー72>
「最悪のプレーではなかったけど、うまくいかなかった。そういう日もある」。ブルックス・ケプカ(米国)は言葉少なに最終日の逆転負けを振り返った。
この日は第3ラウンドの7番グリーン上からプレーを再開。最終ラウンドには2位のジョン・ラーム(スペイン)に2打のリードもって入った。初日からずっと守り続けていたトップの座。ところが最後の18ホールを3バーディ・6ボギーの「75」とし、ラームに勝利をさらわれた。
2020年、21年はヒザのケガで苦しみ、昨年は途中から「LIVゴルフ」に移籍し、PGAツアーでのプレーが見られなくなっていた。17、18年に「全米オープン」、18、19年には「全米プロゴルフ選手権」を連覇とメジャーにめっぽう強いケプカ。“実践不足”も危惧されたが、「またメジャーで勝てるということは証明できたと思う」と負けはしたが、自信を取り戻す一戦となった。
「1週間くらい経てば、今回の大会から学ぶことも思い浮かぶだろうけど、数日間はきっと悔しいはず。PGA(全米プロ)、全米オープンと全英オープンに生かせるようにしたい」。メジャー5勝目を狙う気持ちがさらに高まった4日間を終えて、コースを後にした。
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