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LIVゴルファーもライダーカップ米国選抜入りは“OK” 協会が正式発表「最高の米国人選手が参戦し続けられるように」

ライダーカップにLIVゴルファーも参戦できることが正式に発表された(撮影:GettyImages)

2年に1度行われる、男子ゴルフの米国選抜と欧州選抜による対抗戦「ライダーカップ」の米国サイドを主催するPGA・オブ・アメリカは19日、LIVゴルフに在籍するプレーヤーもライダーカップならびに「全米プロ選手権」に出場することができると発表した。

LIVゴルフでプレーする選手は、PGA・オブ・アメリカのA-3メンバーシップを獲得し、それはPGAツアー、DPワールドツアーなど9つの世界のツアーと同等のものとした。

2023年には同団体が主催する全米プロ選手権で、LIVゴルフのブルックス・ケプカ(米国)が優勝。その結果もあり同年9月にローマで開催されたライダーカップに、ケプカもキャプテン推薦で出場を果たしている。これまでPGA・オブ・アメリカが主催する大会でLIVゴルフ選手が出場できなかったことはなかったが“グレーゾーン”とされてきた。

「全米プロがゴルフ界で最強のフィールドであり続けること、ライダーカップの米国チームが最高の米国人選手が参戦し続けられるようにするため、PGA・オブ・アメリカ理事会は、LIVゴルフの選手にも両方の出場資格を与えることを決定した」というコメントも発表されている。

ライダーカップについては米国選抜はPGA・オブ・アメリカ、欧州選抜はDPワールドツアーが主催。つまり欧州選抜の出場資格はDPワールドツアーが権限を持っている。

しかし現在、LIVゴルフの大会では世界ランクのポイントが付与されないため、全米プロ、ライダーカップの出場資格を得るのは限られたメジャー大会の順位に頼らざるを得ない。ポイントでにより出場資格が与えられることについては、今後も変更される予定はなし。LIVゴルフ大会でのポイント獲得も「現在話し合われていない」という立場も示された。(文・武川玲子=米国在住)

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