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ZOZO所属・大西魁斗が初の米ホストVを狙う 日本唯一無二のPGAツアー開催に「じっくり最後まで見ていただけたら」

ZOZO所属の大西魁斗は初の米ホストVを狙う(撮影:米山聡明)

今年で開催5年目を迎える米男子ツアー「ZOZOチャンピオンシップ」が10月19日(木)より4日間の日程でアコーディア・ゴルフ 習志野カントリークラブ(千葉県)で開催される。今大会を主催する株式会社ZOZOと所属契約を結ぶ大西魁斗は米ツアー初優勝、そして初のホストVがかかる試合となる。

ホストプロとして初めて出場した昨年大会では、トータル9オーバー・76位タイと悔しい結果で終えている。「去年は思ったほどの成績が出ませんでした。今年、コーンフェリーに出て色々なことを学べたので、今年は活かせるかなと思っています」。今季主戦場としていた米下部のコーンフェリーツアー参戦で得た経験を発揮しにいく。

今季米下部ツアーは、5カ国と全米18州の会場で行われた。大西は23試合(全26試合)に参戦し、“学べた”ことは「グリーン周り、パッティングなどのショートゲームです。あとはコースでのマネジメント」と芝生やグリーンの速さへの対応力や、難コースの攻めかた。そこを活かしつつ、国内で行われるZOZOチャンピオンシップでは「PGAツアーだとセッティングも変わってくるのでマネージメントは意識したいです。ベストを尽くして、頑張りたいと思います」と意気込んだ。

今大会は日本で唯一開催される米ツアー。見どころを聞くと、「練習場からどういうルーティンでやっているのかも見どころです。選手それぞれちがいますし、好きな選手のスイングやルーティンを真似することができるチャンスだと思います。なので、ぜひ練習場から見ていただきたいな」と大西。

さらにプレー中は「PGAツアー選手の攻めかたや、もちろん飛距離も。あとはグリーンをミスした時とか、そういうときにどう対応しているのか。全体的なまとめかたがPGAツアーの選手はすごく上手いと思うので、じっくり最後まで見ていただけたらと思います」と話した。日本では見られない米ツアーで戦う選手のプレーと、国内賞金ランク上位陣(上位8位)の日本選手による戦いに期待が高まる。

大西は、9歳で渡米しゴルフの腕を磨きジュニア時代から米国で活躍。南カリフォルニア大学時代にはオールアメリカンにも選ばれた。2021年にプロ転向をし、翌22年の国内ツアー「フジサンケイクラシック」でツアー初優勝を遂げている。それに続くツアー2勝目を、自身が所属する「ZOZOチャンピオンシップ」で飾りたい。

■ZOZOチャンピオンシップ 大会事務局長・畠山恩氏よりメッセージ

「IMGアカデミーを卒業後、アメリカの大学に通っていて、向こうでの生活が慣れていると言っても、今年はプロとしてアメリカの各地を転々と戦って行くことは体力も精神的にも本当にチャレンジの一年だったのではないかと思います。大西選手と連絡を取りいろいろお話させてもらっていますが、今年は彼にとって大きな成長につながったと思います。ZOZOチャンピオンシップで今年最後の集大成…ではないですけど。そう思えるぐらい、気負うことなく所属プロとして自分の実力を遺憾なく発揮してほしいと思っています。日本には少しだけ帰国されていたりしましたけど、この大会でまた帰ってくるので、大会の一週間はお互い笑顔でいれればいいなと思っています」(畠山恩氏)

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