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51位も松山英樹が日本ファンに感謝 次戦は宮崎でのダンロップフェニックス

トータル5オーバー・51位タイで大会を終えた松山英樹(撮影:岩本芳弘)

<ZOZOチャンピオンシップ 最終日◇22日◇習志野カントリークラブ(千葉県)◇7079ヤード・パー70>

トータル3オーバー・43位タイで迎えた最終日。巻き返しを図った松山英樹だが、2バーディ・4ボギー「72」とスコアを落とし、トータル5オーバー・51位タイで約2カ月ぶりの試合を終えた。

原因は「ショット、パット」。「この内容からすればこの順位は仕方ないなって感じですし、練習していい感じできていたんですけど、やっぱり試合になるとうまくできない。またいろいろ考えてやんなきゃいけないなって感じですね」と静かに4日間を振り返った。

最終日は4日間のなかで一番多い1万24名の大ギャラリーが詰めかけた。“ヒデキコール”を背に受けてスタートした松山は、前半、バーディなしの2ボギー。後半の出だしもボギーとしたが、2番パー4でバーディを奪うと本人だけでなくギャラリーも喜び、「やったー!」「ナイスバーディ!」と会場は大盛り上がり。

その後も松山がパッティングを外すと、観客が「惜しい!」と発しながら一緒にヒザを曲げるなど、松山の1打1打に反応。決して調子が良かったとはいえない松山が、それでもときおり笑顔を見せながら歩いたのは、自らを奮い立たせてくれる日本のファンのおかげだったはずだ。

「4日間いいところが、ほぼなかったのでつらかったですけど、それでもたくさんの方が応援してくれていたのですごくうれしかったです。いいプレーがどこかで出ればと思って最後までやったんですけど、ほぼ出ずに終わったので、次の試合はしっかりといいプレーができるようにしたい」。

松山は11月16日に開幕する国内男子ツアー「ダンロップフェニックス」に出場予定。国内ツアーとしては4年ぶりの参戦となる。それまでは「ケガをしないようにして、できるだけ多くの練習ができればと思っています」と話した。宮崎で今度こそファンの期待に応えるたにも、日本のエースは調整を続けていく。(文・高木彩音)

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