サービス精神旺盛な岩井明愛 直ドラに“キツネポーズ”まで披露

岩井明愛はプレー以外でも観客を“魅了”した(撮影:米山聡明)

<北海道meijiカップ 初日◇2日◇札幌国際カントリークラブ 島松コース(北海道)◇6568ヤード・パー72>

終盤の2つのボギーに悔いを残すも、今季2勝の岩井明愛が好発進を決めた。7バーディ・2ボギーの「67」をマークし、首位と1打差の2位。「難しいコースなのでこの位置で終えられてよかったです」と満足感を口にした。

4つのパー5のうち、3つでバーディを奪った。圧巻は折り返し直前の9番。残り255ヤードのフェアウェイから代名詞でもある“直ドラ”を選択した。ボールが沈みやすい洋芝からの果敢な攻めだが、「ライが良い時にしかやっていないので、打ちやすかったです」とグリーン手前まで運び、寄せワンのバーディだった。

悔やむのは18番パー5。「ショートするのが嫌いなので、大きめのクラブを持ってしっかり打ったけど、ちょっとひっかけ気味になった。クラブ選択を間違えてしまった」と、4オン2パットのボギーフィニッシュ。それでも7つのバーディを奪えたことは好材料で、「あすもきょう以上に獲っていきたい」と攻めの姿勢は変わらない。

観戦したり、中継を見ていたファンはお気づきかもしれないが、この日はバーディを取ると“キツネポーズ”を連発させた。「今週、野球を観に行ったんです。キツネのカチューシャがいっぱいあって、なにか私たちもやろうかなと」。初日同組になった妹・千怜とともに、声援に手を挙げて応えると、手の形を自然と“キツネ”に変化させてアピール。ファンをとりこにした。

今季3試合が予定されている北海道戦だが、海外メジャー出場のタイミングと重なり、出場できるのはこの1試合のみ。「キツネポーズは今週、ちょくちょくやります!」と宣言。ぜひ、グリーン上のパフォーマンスにも注目してみてほしい。(文・笠井あかり)

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