ゴルフ距離計を使いこなそう!ルールに適合した選び方と使い方を解説
1.距離計とゴルフルール:知らないと損するルールのポイント
ゴルフの距離計は、「自分が立っている場所やボールの位置から目標までの距離を測る機器」のことです。距離計を使えば、目の錯覚に惑わされずに正確な距離を把握できます。
ラウンドのスコアメイクに直接役立つだけでなく、ピンや障害物までの距離を基にコースマネジメントのスキルを向上させることも期待できます。
このように距離計はとても便利なギアですが、一方で「使用はルール上問題ないのか?」という疑問や、「どう使うのがスマートなのか?」といったマナーも気になるところです。
距離計のルール変更:プロとアマチュアの違い
距離計の使用は、2019年のゴルフルール大幅改正で原則OKになりましたが、許されるのは2点間の距離を測る機能のみで、高低差や風向きなどの情報を表示するものは使用が禁止されています。
JGTO(日本ゴルフツアー機構)の試合では、基本的に距離計は使用不可ですが、一部の大会ではセルフプレー選手のみ使用が認められています。
しかし、ローカルルールによっては距離計の使用が制限される場合もあり、例えば、男子トーナメント「Sansan KBCオーガスタ」では、距離計の使用により失格者が出ました。当時のニュースはコチラ。
女子の場合、JLPGA(日本女子プロゴルフ協会)の大会では2022年から全面解禁されましたが、JGA(日本ゴルフ協会)の大会では使用が禁止されており、違反するとペナルティや失格が課されます。
アマチュア競技の場合、基本的に距離計の使用は問題ありませんが、特定のモードには制限があるため、使用する前に確認が必要です。大会ごとに対応が異なるため、大会参加者はローカルルールを必ず確認することが重要です。
ゴルフルールに違反しないための注意点
ルール違反を防ぐためには、大会のローカルルールを事前に確認し、特に「内蔵されている機能」が許可されているかを確認することが重要です。高低差の計測や風向きの表示などは制限される場合があるため、基本的に「競技モード」を使用するとよいでしょう。
2.レーザー距離計:精度と操作性で選ぶならこれ!
距離計には大きく分けて「レーザー式」と「GPS式」がありますが、精度と操作性を重視するならレーザー距離計がおすすめです。より正確な情報が必要な上級者やプロには、特に最適といえるでしょう。
レーザー距離計の特徴と仕組み
レーザー距離計はライフルスコープ技術を応用したもので、レーザーがターゲットに当たって跳ね返るまでの時間で距離を測ります。ターゲットが目視できる必要があり、誤差は1ヤード前後とされています。
レーザー距離計のメリットとデメリット
レーザー距離計の最大のメリットは、距離測定の精度が高い点です。ピンまでの距離はもちろん、狙いたい障害物や避けたいバンカーまでの距離も正確に把握できるため、スコアアップに役立ちます。
しかし、測定したい対象との間に大きな木やブラインドホール、ドッグレッグがあると、計測が難しくなります。また、照準を合わせる必要があるため、雨や強風などの天候下では使いにくいこともあります。さらに、多機能な機器ほど価格も高くなる傾向があります。
レーザー距離計の基本的な使用方法
基本的には、以下のような手順で使用します。
(1) 電源を入れて、視度調整つまみで自分の視力に合わせる
(2) ヤード表示とメートル表示、高低差モードの切り替えなどを設定する
(3) ファインダーをのぞき、構える
(4) 計測ボタンを軽く押す
詳しい使い方は、各機器のマニュアルを確認してください。
レーザー距離計は屋外で測定することを想定しているため、距離が近すぎるものや、ガラス越しの物体の距離は測れないこともあります。使い方の練習をする際は外に出て、まずは大きな建物などまでの距離を測ってみましょう。
レーザー距離計の正しい使い方とコツ
慣れないうちは、レンズから目が離れやすいことがあります。特に眼鏡をかけている人やメイクをしている女性は、目がレンズから離れやすい傾向がありますので、意識して目をしっかりレンズに近づけるようにしましょう。そうすることで、ファインダー全体が大きく見え、計測がしやすくなります。
遠くのフラッグを計測する際は、手ブレに注意して構えましょう。利き手の人差し指を軽く計測ボタンに置き、反対の手で本体を支え、両ワキをしっかり締めると安定します。ボタンを押すときに力を入れすぎると手ブレの原因になるので、注意が必要です。
また、機器には多機能な製品が多いため、購入後はマニュアルに目を通しておきましょう。便利な機能がスコアアップに役立ちますが、操作に戸惑ったり、何度も計測し直したりするとスロープレーにつながることもあります。正しい使い方を事前に確認し、ある程度使い慣れておくことが大切です。
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