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“ドキドキ”の最終18番でパーを拾ったJ.T.ポストン 佐渡充高は「よく決めて勝ち切った」

J.T.ポストンは18番でパーパットを決めきり、このガッツポーズ(撮影:GettyImages)

<シュライナーズ・チルドレンズ・オープン 最終日◇20日◇TPCサマリン(ネバダ州)◇7255ヤード・パー71>

米国男子ツアーのフェデックスカップ・フォール第4戦は、トータル22アンダーで31歳のJ.T.ポストン(米国)がツアー3勝目を挙げた。中継したBSJapanext(BS263ch)で解説を務めた佐渡充高が大会を振り返る。

ラスベガス決戦は、初日から強風や寒波に襲われ、中断や日没サスペンデッドを繰り返す不規則進行になった。2日目に首位タイへ浮上したポストンは、3日目は2位に3打をつけて単独首位となり、最終日も首位を独走した。

一時は2位との差を4打へ広げ、ストレスフリーのゴルフを披露している様子だった。しかし、終盤は16番でも17番でも短いパットを外し、2位で追う28歳のダグ・ギム(米国)とは、わずか2打差で18番に向かった。

見事にピンそばを捉えたギムが先にバーディパットを沈め、1打差まで迫られたポストン。12メートルのファーストパットを1.2メートルもショートさせ、このパーパットを外したらギムとのサドンデス・プレーオフになるという“ドキドキ”の状況に陥った。それでも、このパットをしっかりと沈め、通算3勝目を挙げた。

解説を務めた佐渡は、「ポストンの勝因は、4日間で3つとボギーが少なかったことですね。あとは獲るべきとホールでしっかりと獲った。それが勝因だと思います」と分析した。

優勝争いの最終盤、18番を振り振り返ると、「あそこは本当に勝負どころでした。ある外していればプレーオフなので。流れ的にはプレーオフに持ち込まれた場合っていうのは負けるケースも出てくるのでね。あそこでよく決めて勝ち切ったなと思います。安定感がありながら、勝負どころでのこのバタバタも含めて、ポストンは非常になんか人間味を感じましたね」と話した。

今週はいよいよ日本開催の米ツアー「ZOZOチャンピオンシップ」(千葉県、アコーディア・ゴルフ 習志野カントリークラブ)が開催。日本勢は松山英樹、久常涼、石川遼をはじめ、17人が出場する。

BSJapanextでは今夜9時から「PGAハイライト」を放送(公式アプリでも同時配信)。決勝ラウンド2日間にわたって放送した中継映像、今大会のハイライト映像を1時間に凝縮して振り返る。

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