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ブルックス・ケプカを4打差で追いかけるジョン・ラーム 日曜は再開直後にいきなりターニングポイント?

ブルックス・ケプカ(左)とジョン・ラーム。再開直後のファーストパットがキーになりそうだ。(撮影:GettyImages)

<マスターズ 3日目◇8日◇オーガスタ・ナショナルGC(米ジョージア州)◇7545ヤード・パー72>

悪天候のため、第3ラウンドも順延となったゴルフの祭典「マスターズ」。トップを走るのはブルックス・ケプカ(米国)でトータル13アンダー。追いかける2位は4打差のジョン・ラーム(スペイン)だが、日曜日の再開直後が優勝の行方を左右するかもしれない。

金曜日時点で第2ラウンドを終えていたケプカは、土曜日の第3ラウンドを6番まで1バーディ・ボギーなしと、悪天候の中でも実に堅実なプレー。

「今日はこごえそうな寒さだった。どのショットも難しかったが、6ホールを1アンダーで終えることができてよかった」(ケプカ)

一方、第2ラウンドの残りから消化を始めたラームは、その第2ラウンドこそ3アンダー「69」とまとめたものの、第3ラウンドでは2番でバーディを奪いながら4、5番で連続ボギー。スコアを1つ落として中断となった。

「今朝はとても寒かったね。雨が降らずに数ホール楽しめたけど、(第2ラウンドの)最後の2ホール、17番と18番は絶対的なモンスターだった。それを(イーブンで)終えられてとても幸せだよ。(第3ラウンドの)4番と5番は残念だったけどね」(ラーム)

流れだけ見れば明暗が分かれた格好だが、この中断が勝負を混沌とさせるかもしれない。というのも、最終組は7番グリーン上で中断、日曜日に順延となったが、ケプカが3.5メートルという微妙なパーパットを残しているのに対し、ラームは2.8メートルのバーディパット。ケプカが外し、ラームが入れれば一気に2打差となる。

「(残り30ホールの長丁場は)関係ないし、心配していない」

と口をそろえたケプカとラーム。二人の一騎打ちとなるのか? それとも他の選手が割って入るのか? いずれにしても、日曜日の再開直後はケプカとラームのパッティングから目が離せない。

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