
朝は大不振…でも60台 ルーキー吉田鈴が地元大会で奮起「ベストは優勝」
ルーキー吉田鈴が地元で3アンダー好発進を決めた(撮影:米山聡明)
<ニチレイレディス 初日◇20日◇袖ヶ浦カンツリークラブ・新袖コース(千葉県)◇6594ヤード・パー72>
初優勝を目指すルーキーの吉田鈴だが、朝の練習場では浮かない表情だった。「芯に当たらなくてドローが出ず、フェードが出続けた。つかまりきらず右に出るミスが多かったです」。
しかし終わってみれば、5つのバーディを奪って3アンダーの9位タイ。「ショットが悪い状態でスタートしたので、60台を出せて良かった」。安どしながらクラブハウスに戻ることができた。
終盤に喫した2つのボギーこそ、「最後に出たかな」とショットへの不安が結果に出たが、それでも貯金を生かした。2番から1.5メートル、4メートル、8メートルを沈めた前半の3連続バーディが、気持ちを楽にした。
ルーキーながら、先週までの13試合にフル出場。疲れは否定しない。ただ、今週は今季3度目となる地元・千葉県での大会。まだアマチュアだった2023年大会(予選落ち)に出場するなど、この新袖コースは何度も回ったことがある。「ラフもモフモフで、(ミスをすれば)一気にボギーになる。神経を使いました」。そのなかでショートアイアンを握れたホールでバーディを取るという意識を強く持ち、結果につなげた。
リランキングは10位(178.36pt)で、翌週からの出場権を気にする必要がない立場だ。ならば腰を据えて目指すのは、「もちろん、ベストは優勝」ただひとつ。「こういうゴルフが続けばチャンスもあると思う。ペースは崩さずにいきたい」。首位とは3打差。蒸し暑いコースで、9位タイだった「ブリヂストンレディス」に続く2度目のトップ10、さらにその上を目指していく。
X(Twitter)をフォローしよう
Follow @ssn_supersports
Follow @ssn_supersports