
全英オープン出場を取りやめたアーニー・エルス(撮影:GettyImages)
2002年、2012年に「全英オープン」を制した“ビッグイージー”ことアーニー・エルス(南アフリカ)が13日、ロイヤル・ポートラッシュで行われる全英(17日開幕)の出場をとりやめたことを主催のR&Aが発表した。欠場の理由は明らかにされていない。
全英オープンの歴代チャンピオンは60歳まで出場資格を有する。現在55歳のエルスはこれまで毎年その資格で参戦してきたが、今年はこの大舞台をキャンセルする形となった。
全英初出場は1989年のロイヤル・トゥルーン大会。2002年には4人のプレーオフを制して初制覇を果たし、2012年は6打差を逆転して2度目の栄冠を手にした。トップ10入りは通算13回。エルスが今大会を不在にするのは1991年以来、実に34年ぶりとなる。
昨年はPGAツアー・チャンピオンズの「カウリグ・カンパニーズ選手権」を制し、今年3月のビッグトーナメント「ザ・プレーヤーズ選手権」の出場権を獲得したが、こちらもエントリーしなかった。全英オープン以外では、2019年「全米オープン」が最後の海外メジャー出場となっている。
今季のPGAツアー・チャンピオンズでは15試合に出場し、1勝を含むトップ10入り7回。賞金ランキングでは6位につけている。(文・武川玲子=米国在住)
X(Twitter)をフォローしよう
Follow @ssn_supersports
Follow @ssn_supersports