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番手ごとの飛距離を把握してますか? ゴルフクラブの特徴と男女別飛距離の目安を解説

3.【男女別】ゴルフクラブの種類と飛距離

ゴルフクラブは大きく分けて以下の6種類があります。

ドライバー
フェアウェイウッド
ユーティリティ
アイアン
ウェッジ
パター

ゴルフクラブは、シャフトの長さとロフト角によってボールの飛び方が変わります。

ドライバーはゴルフクラブの中で最もシャフトが長く、ロフト角も小さいので、ゴルフクラブの中で一番飛距離が出ます。逆に、サンドウェッジ(ないしロブウェッジ)は最もシャフトが短く、ロフト角も大きいので、ショットを目的としたゴルフクラブの中では1番飛距離が出ません。

ロフト角が小さい=ボールは低く飛び、飛距離は長い
ロフト角が大きい=ボールは高く上がり、飛距離は短い

以下、男性と女性の代表的なクラブセッティングを元に、各クラブの特徴と飛距離の目安を見ていきましょう。

ドライバーの特徴と飛距離

ドライバーは1打目に使うクラブで、最も飛距離の出るクラブです。ボールを遠くに飛ばすため、持ち手側(シャフト)が最も長く、重量も軽いのが特徴です。1番ウッド(1W)とも呼ばれます。

性別/ヘッドスピード

番手

ロフト角

飛距離

男性/38~45m/s

ドライバ―(1W)

8~10.5度

200~250ヤード

女性/28~34m/s

ドライバ―(1W)

10~13.5度

150~190ヤード

フェアウェイウッドの特徴と飛距離

フェアウェイウッドは、ドライバーの仲間でドライバーと合わせてウッド系とも呼ばれます。ドライバーの次に飛距離が出せるクラブで、ロングホールのセカンドショットに使われることが多いクラブです。

性別/ヘッドスピード

番手

ロフト角

飛距離

男性/38~45m/s

3番ウッド(3W)

15度

180~230ヤード

5番ウッド(5W)

18度

170~210ヤード

女性/28~34m/s

3番ウッド(3W)

15~18度

140~180ヤード

5番ウッド(5W)

18~21度

135~170ヤード

7番ウッド(5W)

21~24度

130~160ヤード

ユーティリティの特徴と飛距離

ユーティリティは、アイアンとウッドの中間的な性能を持つクラブです。アイアンとウッドのメリットが融合したクラブのため、距離を出したいシーンやボールを高く上げたいシーンなど、さまざまなシチュエーションに対応できます。

性別/ヘッドスピード

番手

ロフト角

飛距離

男性/38~45m/s

4番ユーティリティ(4UT)

20~22度

160~190ヤード

女性/28~34m/s

5番ユーティリティ(5UT)

25~26度

120~150ヤード

6番ユーティリティ(6UT)

28~30度

110~140ヤード

7番ユーティリティ(7UT)

31~34度

100~130ヤード

アイアンの特徴と飛距離

アイアンは、グリーンを狙うための中距離ショットやアプローチショットに使われます。クラブの中でも汎用性が高くさまざまなシーンで活用できます。

性別/ヘッドスピード

番手

ロフト角

飛距離

男性/38~45m/s

6番アイアン(6I)

24~30度

135~165ヤード

7番アイアン(7I)

28~34度

125~155ヤード

8番アイアン(8I)

32~38度

115~145ヤード

9番アイアン(9I)

37~42度

105~135ヤード

女性/28~34m/s

7番アイアン(7I)

28~30度

90~120ヤード

8番アイアン(8I)

32~35度

80~110ヤード

9番アイアン(9I)

37~41度

70~100ヤード

ウェッジの特徴と飛距離

ウェッジは、主にボールをグリーンに正確に寄せる時や、バンカーショットなどで使用されるクラブです。以下の4種類があります。

ピッチングウェッジ(PW)
アプローチウェッジ(AW)
サンドウェッジ(SW)
ロブウェッジ(LW)

各ウェッジの主な違いは、アイアン同様、シャフトの長さとロフト角です。ロフト角が大きいとボールは高く上がりやすく飛距離が短くなり、ロフト角が小さいとボールは低く飛び、飛距離が長くなります。

ピッチングウェッジ、アプローチウェッジ、サンドウェッジ、ロブウェッジの順でロフト角が大きくなり、また、重量も下の番手ほど重くなります。

ウェッジの使い分けについては、「ウェッジをスマートに使い分けよう! ウェッジ基本の「き」を解説」をご覧ください。

性別/ヘッドスピード

番手

ロフト角

飛距離

男性/38~45m/s

ピッチングウェッジ(PW)

43~48度

95~120ヤード

アプローチウェッジ(AW)

50~54度

80~105ヤード

サンドウェッジ(SW)

56~58度

70~90ヤード

女性/28~34m/s

ピッチングウェッジ(PW)

43~46度

60~90ヤード

アプローチウェッジ(AW)

48~54度

55~80ヤード

サンドウェッジ(SW)

56~58度

50~70ヤード

パターの特徴と距離

パターは、原則として、グリーン上でボールをカップに入れるためのクラブです。パターで打ったボールがコロがる距離はカップまでの傾斜によっても異なりますが、数センチ単位からメートル単位まで、さまざまな距離において使用します。

パターのヘッド形状は主に3種類に分かれます。

ブレード型パター
プレート型パターは、見た目が細長いクラシックなデザインで、手に感覚が伝わりやすいクラブです。操作性に優れています。

マレット型パター
マレット型パターはヘッドが大きく重心が後ろにあるため、ボールが真っ直ぐに打ち出しやすいクラブです。また、ヘッドが重たい分、軽く打っただけでも距離が出やすくなっています。

ネオマレット型パター
ネオマレット型パターはマレット型よりもヘッドが大きく、パッティングが安定しやすいクラブです。パッティングが安定しやすいのは、マレット型よりもヘッドの形が長方形に近いため視覚的に方向を定めやすく、かつマレット型と同様、ヘッドの重さで距離が出やすいからです。

パター選びについては唯一の正解というものがなく、一度試打してみて自分が使いやすいと感じたものを使用してみてください。パターの種類については、「パターの種類を知って、自分に合った最高の一本を見つけよう!」をご覧ください。

4.まとめ

本記事ではゴルフクラブの番手別・男女別の飛距離目安をまとめました。ゴルフでスコアを安定させるためには、各クラブの飛距離を知っておくことが大切です。

各クラブの特徴を理解しつつ、飛距離を決定する「初速」「打ち出し角」「スピン量」を意識して練習すると、より安定したショットが打てるようになるでしょう。

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