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原英莉花はモヤモヤ抱えながら米予選会へ「いい成績で帰ってこられるように」

予選会再挑戦へ。原英莉花が海を渡る(撮影:佐々木啓)

<スタンレーレディスホンダ 最終日◇6日◇東名カントリークラブ(静岡県)◇6610ヤード・パー72>

今大会をトータル4アンダー・33位で終えた原英莉花は、米国女子ツアーの来季出場権をかけた予選会「Qシリーズ」に出場するため海を渡る。

「10月8日時点の世界ランキング」の資格で最終から出場することを目指していたが、それはかなわず。来週15日(火)からフロリダ州プランテーションG&GCで行われるクオリファイングトーナメント(2次予選会)から参戦することになる。

開幕前には「ちょっとドローボールが出たりする」と逆球に悩むなど、調子は決して良くはなかった。それでも予選ラウンドでは「パッティングがまあまあ良かった」と「68」、「69」をマーク。8位で最終日を迎えた。

ただ、最終日は「(パットが)15メートルくらい残ってしまった」とショットでチャンスにつけきれず。それをカバーしたいグリーン上でも「(グリーンが)速くなっていたので、オーバーしたりがっつりショートしたり。ジャッジとタッチが合わなかった」と36パット。2バーディ・5ボギーの「75」を喫して「モヤモヤしていますね」。なんとも後味の悪い週末となってしまった。

これが予選会前のラストマッチ。本番はあと1週間後に迫っている。「ショットが悪いので、そこをなんとかしたい」と急ピッチでの調整が求められる。「日々のコースコンディションの差にうまく対応できていない」という目下の課題については、現地でコースを確認しながら念入りに対応していく必要がありそうだ。

渡米前には再び、師匠のジャンボ尾崎のところを訪ねるつもり。「ジャンボ邸に行って調整して、モヤモヤをなくしてからアメリカへ行きたいです。お会いできたらうれしいですね」。師匠からの金言を受け取り、これを弾みにしていきたい。

昨年はスコア誤記により失格。まさかの形で幕が下りた。「いい成績で帰ってこられるように頑張ります」。2度目の挑戦がいよいよ始まる。(文・笠井あかり)

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