
<Norton Next Generation Tournament 最終日(一日競技)◇17日◇富士桜カントリー俱楽部(山梨県)◇6193ヤード・パー72>
マイナビ ネクストヒロインゴルフツアーの今季第9戦は、東北福祉大出身の24歳・郡山瞳が初優勝。目を引くのは、やはり平均265ヤードを誇る飛距離。その飛びを支え、2週前には男子ツアーの「ロピア フジサンケイクラシック」も行われた屈指の難コースを制したクラブを見ていこう。
「一番のお気に入り」と選ぶのは、やはり圧倒的飛距離を生み出すためのキーアイテムともいえるドライバー。2022年11月に発売されたPINGの『G430 LST』を、ずっと愛用している。ただ、使い続けている一番の理由は「曲がらない」ことへの信頼性。現在はトゥルーテンパージャパンのシャフトを挿しているが、「シャフトはいろいろ替えるけど、ヘッドはずっと同じ」という部分で調整を行っている。
バッグのなかを見ると4番UTの後に、ヨネックスの飛び系アイアン『E ZONE GT』が備えてあり、そこから6番からのアイアンにつながっていく。その理由は明白で、「UTがあまり得意ではない」から。4番UTは距離的に「入れざるを得なかった」からで、できればアイアン型で統一したいのが本音のようだ。
飛距離に関して、本人は「嫌になる時もあります。飛ばすだけになると、武器だけど凶器になることもある」と明かす。現在は、指導を受ける辻村明志コーチとともに安定性を求めてスイング改造にも取り組んでいる。飛距離だけでは攻略できない富士桜を制したのは、大きな自信にもなるはず。飛距離を“武器だけ”にするためのクラブ選び、とも言えそうだ。
【郡山瞳の優勝ギア】
1W:PING G430 LST(10.5度/ディナリ 50G)
3W:PING G425 LST(14.5度/ 〃 )
4U:PING G425(22度/ 〃 )
5,6I(UT):ヨネックス E ZONE GT(ダイナミックゴールド95 S200)
6~PW:ヨネックス E ZONE CB511( 〃 )
50,54,58°:フォーティーン( 〃 )
PT:オデッセイ Ai-ONE ミルド ワンワイドT CH
BALL:スリクソン Z-STAR XV
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