菅沼菜々が復活の日の勝負服に青を選んだ“まさか”の理由「昨年、実家を…」

菅沼菜々のブルーウェアには、特別な思いが込められていた(撮影:佐々木啓)

<パナソニックオープンレディース 最終日◇4日◇浜野ゴルフクラブ(千葉県)◇6751ヤード・パー72>

昨年シードを喪失するほどの大不振を乗り越え、1年7カ月ぶりの優勝(通算3勝目)をつかんだ菅沼菜々。最終18番では、難しいアプローチを40センチまで寄せ、2位の大里桃子にわずか1打差のトータル10アンダーで逃げ切って歓喜の涙を流した。

そんな菅沼が最終日の“勝負服”に選んだのが、今大会を主催するパナソニックカラーである青色のウェア。そこには特別な思いが込められていた。

「最終日は青を着ようと決めていました。昨年、実家をパナソニックホームズで建てて、両親に恩返しをしたんです」

実は、今大会との“深い縁”が隠されていたのだ。きっかけは、「2~3年前のパナソニックオープンレディースのプロアマ」にある。そこで同社で勤めるゲストとプレーし、大事な家づくりのパートナーに選んだ。「その方にも(家を建てたことを)伝えました」と言うと、ニッコリ笑う。

さらに今回の優勝副賞として、ドラム式洗濯機や炊飯器などパナソニック製品一式が贈られる。そこに加わる優勝トロフィー。まさに“パナソニック一色”の自宅になりそうだ。(文・間宮輝憲)

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