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石川遼は最終日の爆発で30人抜き!「流れの切り方とつかみ方を今週初めてできた」

石川遼は最終日に爆発(写真はフジサンケイクラシック)(撮影:鈴木健夫)

<Shinhan Donghae Open 最終日◇10日◇クラブ72CC オーシャンC(韓国)◇7204ヤード・パー72>
 
初日は6バーディを奪いながらも4ボギー、2日目は4バーディ・3ボギーと、なかなか波に乗れなかった石川遼。3日目に「68」と今週初めての60台で41位タイに順位を上げると、この最終日は9バーディ・2ボギーの「65」と猛チャージを見せ、30人抜きの11位タイでフィニッシュした。

「スコア的にはもう少し早くこのスコアが出て欲しかった。ほぼ毎日、ゴルフの内容は変わっていないので、流れを途切れてしまったところが初日、2日目にありました」。終わってみれば、首位とは5打差。予選ラウンドで伸び悩んだことで優勝争いに絡めなかった。そんな悔しさがある。
 
この日は、裏街道の10番からスタートし、最初の5ホールで4バーディを奪ってリーダーボードを一気に駆け上がっていった。16番のボギーで勢いが止まるかに思われたが、折り返してアウトコースに入っても5バーディを積み重ねて、一日いい流れで回りきった。
 
「特に“これをやった”というのはなかった。本当に昨日までの自分と変わらない」と言いつつも、「今日はアイアンとウェッジが本当に良かったので、3メートル以内のバーディチャンスが多かった」と好ラウンドを振り返る。
 
その中で強調するのは“流れ”。「ショット、アプローチ、パット、テクニックよりも流れとか…。今日も前半4アンダーまでいって、その後ボギーを打って、ずっといい流れだったわけではないですけど、流れの切り方とかつかみ方を、今週では初めてできたという感じでした」と話す。
 
次週は石川が2015年に優勝し、昨年はプレーオフで惜敗した「ANAオープン」。大会2勝目に向け、いい状態で臨むことができそうだ。「こういうゲーム運びが来週以降もできれば」。韓国での「収穫」を日本に持ち帰り、勝負の後半戦に向かう。

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