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競技ゴルフに出るには?その魅力とルール、参加方法から持ち物までを詳しく紹介!

3.競技ゴルフに挑戦してみよう

何事も参加してみることが、“新しい楽しみを知る第一歩”となります。あまり深く思い悩まずに、まずは気軽に参加してみましょう。

競技ゴルフの参加方法

競技ゴルフに参加するためには、各大会やクラブの公式サイトなどで出場資格などを確認し、規定に従ってエントリーシートを提出しましょう。予選大会がある場合は、上位に入ることで本戦に出場できます。

参加要件として、オフィシャルハンディキャップの取得や、「ハンデ〇以下」、年齢制限などの条件がある場合もあります。申し込みの際は、大会の募集要項をしっかりと確認しましょう。

また、参加には各種費用が掛かります。エントリーフィや各会場ごとに定められたプレーフィ、会場で利用した有料サービスなどの費用は自己負担です。

競技ゴルフのエントリーサイトには、初心者をはじめ、さまざまなレベルにおすすめの大会が掲載されています。どのような大会があるか、一度目を通してみるといいでしょう。

競技形式は主に3つ

競技ゴルフにはシングル戦とチーム戦の2つがあり、その形式は主に以下の3つがあります。

シングル戦・ストローク・プレー
ショットを打ったストロークの合計スコアを個人で競い合う

チーム戦・スクランブル
チーム全員がショットを打ち、最もよいボールをチームのボールとして採用。その場所から次のショットを全員で打ち、再びよいボールを選ぶ。ホールアウトまで繰り返す

チーム戦・ベスト・ボール
チーム全員がショットを打ち、最もチームメンバーの中で最もよいスコアがチームのスコアになる

競技ゴルフに緊張しないために、最初のうちは気の置けない友人と一緒にチーム戦に参加することもおすすめです。ベスト・ボール形式のチーム戦にうまい人と参加すると、リラックスできていいスコアが出るかもしれません。

大会ルールを確認しよう

競技ゴルフに参加する際は、大会ルールを必ず確認しましょう。ジェネラルルールにのっとって行われるゴルフ競技では、特にゴルフ場のローカルルールとの違いには注意が必要です。以下の3つの点は特に重要です。

■6インチ(15.24㎝以内)プレース不可
■ペナルティエリアに入ったときなどのドロップは厳格に行う
■プレーイング4やプレーイング3は使えない

ゴルフは「あるがまま」にプレーすることが基本とされています。そのため、プレーの進行をスムーズにするために設けられたゴルフ場のローカルルールは、競技ゴルフでは適用されません。

上記3点に加えて、グリーンでの「OK」も、もちろんありません。

また、ジェネラルルールにのっとって行われるゴルフ競技では、ラウンド中の会話の内容にも注意が必要です。同伴者などとの何気ない会話がアドバイスと取られた場合、2打罰のペナルティとなります(規則10.2a)。

ただし、ゴルフのルールや風向きなどの“公開されている情報”については、話しても問題ありません。

競技ゴルフの持ち物:注意点3つ

競技ゴルフでは、持ち物にも注意が必要です。ルール違反をしてペナルティを受けないよう、準備段階から入念にチェックする必要があります。

特に、以下の3点に気をつけましょう。

■コースに持ち込めるクラブは14本まで
コースに持ち込めるクラブは14本と決められています。うっかりミスを防ぐため、使わないものは車に置いておくといいでしょう。

仮に15本以上のクラブを入れてプレーした場合、1ホール目で発覚した場合は2打罰、2ホール目以降で発覚した場合は4打罰です(規則4.1b)。

■公認球(ルール適合球)を使用し、試合開始前に使用ボールを宣言する
競技ゴルフでは、公認球(ルール適合球)を使用しなければなりません(公認球リストの条件・ゴルフ規則付属Ⅰ(c)1b)。

しかし、アマチュア協議においては、プロ競技と違い、「ワンボール条件・ゴルフ規則付属Ⅰ(c)1c」 は採用されていません。

ワンボール条件のプロ競技では、全18ホールを通して、メーカー・モデル・色も統一していなければなりませんが、アマチュア競技の場合、プロ競技の「全18ホールを通して」という部分が異なり、「そのホール内で」という規定になってます。

つまり、そのホールでティショットしたボールと同一球をカップインさせなければなりませんが、次のホールで別の種類の公認球に交換するのはOKなのです。

なお、スタートホールでのティオフ前には、同伴者に対して「自分はこのボールを使います」と宣言しなければなりません。同じメーカーのボールを使う競技者がいる場合に備えて、あらかじめボールに名前や印をつけておき、識別できるようにしておきましょう。

■距離計が使用できるかどうかを確認する
2019年のルール改正により、距離計で2点間の距離を測ることが認められるようになりました(規則4.a (1))。ただし、高低差を測ったり、クラブ選択に影響を与えたりするような機能は使用できません。

なお大会によっては、距離計そのものの使用が、大会の定めるローカルルールによって制限されています。ジェネラルルールにも例外があることを念頭に、参加する大会のルールを事前にしっかりと確認しましょう。

競技ゴルフを楽しむためのマナーやエチケット

競技ゴルフにおいても、マナーやエチケットで気にすることは、普段のラウンドと同様です。フェアプレーを心がけ、後続の組や同伴競技者に迷惑をかけないようにしましょう。

4.まとめ

競技ゴルフは、技術とメンタルの両方を鍛える貴重な機会です。正しいルールとマナーを守り、競技ならではの緊張感や達成感を味わいましょう。また、スキルアップだけでなく、他のゴルファーとの交流や新たな発見も魅力です。本記事を参考に、競技ゴルフを楽しむ準備を整え、自信を持ってコースに出てみませんか。

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