ゴルファー永遠の課題……どうしたら『力み』をなくせるのか? お手本は山下美夢有のゆっくりバックスイングだった!

等加速でバックスイングする山下美夢有

『力み』はゴルフの敵であり、ついグリップに力が入り過ぎてしまう。ヘッドの重みを感じて振るためには、「ゆっくり丁寧に上げた方が分かりやすい」とシニアプロの奥田靖己はいう。お手本となるのは、急加速も急減速もしない山下美夢有のバックスイングだった。

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山下美夢有プロのスイングの連続写真を、0.1秒ごとに選んで見てみると、運動量はほぼ同じ。ヘッドの間隔が等しいですよね。急に速くなったり遅くなったりしていない。ずっと一定の速度で自然に見える。その方が力みなくヘッドの重みを感じやすくなります。

バックスイングはいくら速くても構いませんが、ゆっくり丁寧に上げた方がヘッドを感じやすい。力んでいる人は往路がムチャクチャだから、復路がどこか分からなくなっている。ヘッドの重みを感じたままトップまでたどり着けるかが大事です。

意識がボールに向くと、ガチガチに力んでしまうもの。まずは脱力してヘッドの重みやフェースの向きを感じることが上達につながるのです。

フェースの使い方はシャットフェース(閉じ気味)で、トップでは空を向いている。フェース面が変わらずに下ろせるので、ボールが曲がらない。正確なドローボールで飛ばせるのです。

2025年、山下プロは全英女子オープンで勝ちましたけど、僕も全英シニアオープンであのロイヤル・ポースコールGC(ウェールズ)を何回か回ったことがあります。知っているコースだったので彼女が優勝したときはうれしかったですね。

■奥田靖己
おくだ・せいき/ 1960年生まれ。大阪府出身。多くのプロを育てた高松志門の一番弟子で、独特な理論ながら関西では絶大な人気を誇る。レギュラーツアーでは93年の「日本オープン」を含む通算6勝。シニアツアーでは2勝を挙げている。ユニテックス所属

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