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ペブルビーチに憧れは? 古江彩佳は“いつも通り”メジャーへ意気込み「緊張はない」

古江彩佳はペブルビーチでも泰然自若。気負いなくメジャー獲りに挑む。(撮影:ALBA)

<全米女子オープン 事前情報◇4日◇ペブルビーチGL(米カリフォルニア州)◇6509ヤード・パー72>

古江彩佳がゴルファー憧れの地、ペブルビーチでの一戦を前に意気込みを語った。「今回はうまく体力を残しながらできたと思う」。昨年はマッチプレー準優勝の翌週でオーバーワーク気味だったこともあり予選落ちを喫したが、今年は体力も十分。リベンジに燃えている。

前戦のメジャー大会「KPMG全米女子プロ選手権」は最終日に追い上げて8位タイ。「今年は本当にうまくメジャーで予選通過できている」と、手応えをさらにつかんでいる。1年間を見据えて曜日ごとの練習を変えながら、このメジャーシーズンにピークを持ってくることに成功している。

今年は日程も変わり、2週前の全米女子プロから1週間空いてのメジャー連戦。「先々週はメジャーでもしっかりいいプレーができたので、自信につながる。今回も予選を通過して、また上位も狙いたい」と、今季の好調をそのまま難関リンクスに持ち込む。

体調については「ぼちぼち」。特に心持ちが変わるわけでもなく、「緊張はしていません」と堂々たるものだ。今年は何度も優勝争いに顔を出しており、「トップ10も結構多い。いい感じで来られている」と、メジャーで米ツアー2勝目を挙げても不思議ではない。

太平洋からの海風が吹き付ければ一気に難易度を増すコースだが、米国ナショナルオープンということもあり、そこに深いラフも加わる。さらにはグリーンも小さく、攻める的も絞られている。「しっかりセカンドでグリーンに乗せることが大事」とパーオンがスコアメイクの成否を握る。

1919年にオープンして以来、一度はプレーしてみたいコースとして世界中のゴルファーを魅了するペブルビーチ。それでも古江にとっては、いつもと変わりない。テレビの映像なども「ぜんぜん見たことがない」と先入観を入れずに、自分で感じたものを信じて戦うのが古江流。日本人女子4人目のメジャー覇者へ。準備は十分に整っている。(文・高桑均)

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