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リョーマが5年ぶりのドライバー刷新、棒球で強烈なランの『MAXIMA III』、9月20日デビュー

リョーマ『MAXIMA III TYPE-D』ドライバー

8月30日、リョーマゴルフが5年ぶりの新作ドライバー『MAXIMA III』を発表。「独自の高強度チタン合金を用い、鍛造フルチタン8pcsで構成した特殊ヘッドは【極低スピン+高初速+高弾道】を従来にない次元で実現したクラブ。その特徴は『一撃でわかる棒ダマ』で、ビッグキャリーで飛行したボールが、球速を維持したまま緩やかな落下角度でランディングするため、大きなランで飛距離が伸びます。より進化した『飛んで曲がらないドライバー』が完成しました」と、同社。

『MAXIMA III』の最大のPRポイントである“棒ダマ”と呼ぶ球質は、アイアンのフライヤーに似た、極めて低いスピン量が特徴だ。同社は「多くの女子プロが放つ飛んで転がる球質と同じ」と説明し、低い理想的なSS(スイートスポット)位置を実現した『MAXIMA III』は「緩やかな落下角度で着地するため、従来クラブとは比較にならない大きなランが生まれる」とアピールする。

理由は新たな「デュアルヘッド構造」にある。同社は昔から後方の重いウェイトがインパクトで押す「DSIテクノロジー」を続けているが、これも継承したうえで今回「上下で異なる二つのヘッドを融合した新構造」を採用。「下半分のヘッドを極端な外側荷重に設定することで、インパクト時にボールを支点にヘッドがオートターンし、高弾道のハイドローボールで、自然にビッグキャリーと大きなランが生じる」とか。

また、金属組成まで研究し、縦と横で異なる剛性を持つ「メタグリッドフェース」を採用。「チタン素材を何度も繰り返し鍛造することで、素材の剛性を縦と横で150%も変化させ、縦方向にはたわまず、横方向にたわみやすい」と説明する同社は、「トリプルインパクト」と呼ぶ、インパクトのヘッドのたわみ方にもこう説明を加える。
 
「一般的なヘッドのインパクトでは、フェース部分のたわみしか生じません。しかし『MAXIMA III』は異なる部位で3回のインパクトが発生するメカニズム。インパクト初期にはフェースが、中期にフェース外周リップが、そして後期には高反発ボディがたわんで、一気に強く弾きます。ヘッド全体で3回弾く『トリプルインパクト』で平均飛距離が大幅に向上します」(同)
 
なお、ラインナップは『TYPE-D』『TYPE-V(アスリートモデル)』『Special Tuning(高反発)』の3ヘッドを用意しており、純正シャフトは『Tour AD MX-3』『BEYOND POWER III(ノーマル/LIGHT/PLUS)』の4種類から選択できる。価格はオープンだが、同社オンラインショップでは、『Tour AD MX-3』装着が104,500円、『BEYOND POWER III』各種装着が135,300円で『TYPE-D&V』を登録。高反発モデルは143,000円と173,800円となる。

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