
稲見萌寧は開幕戦で“耐えて”2位タイ「アプローチをめちゃくちゃ頑張りました」
稲見萌寧は開幕戦で2位タイに入った(撮影:米山聡明)
<ダイキンオーキッドレディス 3日目◇4日◇琉球GC(沖縄県)◇6560ヤード・パー72>
前半で一時は首位に並んだ稲見萌寧だったが、最終的にトータル7アンダー・2位タイで開幕戦を終えた。ホールアウト後、「しんどかった」と疲れと安堵が混じった笑顔を見せた。
オフに“腰にやさしい”スイングに着手し「試合ではどうなるかまだわからない」と不安を口にしていた。それがふたを開けてみれば優勝争い。しかし最終日は「アプローチをめちゃくちゃ頑張りました。スタートホールからずっとアプローチで耐えて。もういっぱいいっぱいでしたね」という。
2020-21年シーズンは1位、昨シーズンは2位と高いパーオン率が持ち味の稲見だが、きょうのパーオンは18ホール中8ホールで半分以下。アプローチでしのぎまくって1ボギーにとどめ、チャンスをしっかり沈めて3バーディを奪った。
最後は得意なショットが足を引っ張り「まあ徐々に荒れましたね」と苦笑い。「きょうはめちゃめちゃすごい悪い感覚ではないんですけど、ちょっとズレていてドライバーのミスが結構ありました。セカンドはまだましでしたね」と振り返る。セカンドで外してはいけないところを避けながらアプローチでカバーし、優勝戦線に踏みとどまった。
そんななかでの2位は本人の自己評価としては悪くない。「開幕で2位タイは初めて。トップ10は目標にしていたのでクリアできてよかったです」と成績に満足感はある。これで得意のショットが噛み合えば、23年の初優勝はそう遠くなさそうだ。(文・下村耕平)
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