“大一番”戦う吉田優利が「最低限」の60台発進 ショット面には注文「もう少し精度を」
<ポートランドクラシック 初日◇1日◇コロンビア・エッジウォーターCC(オレゴン州)◇6480ヤード・パー72>
今大会後に行われる第2回リシャッフルで出場優先順位の上昇を目指す吉田優利が、5バーディ・2ボギーの「69」をマーク。3アンダー・51位タイと悪くないスタートを切った。ただ、大会を中継するWOWOWのインタビューでは「最低限60台であがれたことは良かったけど、きょうは比較的ショットもバラついていてゴルフがしづらかった。あすに向け調整したい」と修正点を挙げた。
10番からスタートした前半は“おはようバーディ”で飛び出したが、その後は耐える時間が続いた。12番パー5で短いパーパットが蹴られてボギーを叩いたが、うまくセカンドショットで寄せた17番パー4で右からの2メートルを沈めアンダーに戻った。「バーディ待ちでした。ショットを左にひっかけ気味だったこともあり『いつバーディがくるかな』と思っていたけど、17番はラッキーでしたね」。ここで再び点火した。
2番では3メートルほどのパットが決まる。「傾斜がなく、逆にラインが読みづらいところが多い。きょうも何回も読み違えたなかすごくいいパッティングだった」と、ここは満足感も高いホールになった。5番で1つ伸ばしながら、8番でボギーを叩くことになるが、直後の最終9番では2.5メートルほどのチャンスをねじ込む。「最後は(パットが)強かったので入って良かった。直前に3パットして流れがうまくつかめなかったところをボギーで抑えられたのが、最後のバーディにつながった」。これをしっかりとあすにつなげる。
気になるのはショット面。「ミスは最小限に抑えられたので、そこはすごくいい点。このコースはスコアが伸びるので、もう少し精度のいいショットを打ちたい」。首位が9アンダーと伸ばし合いになっている中、上位浮上のためにはビッグスコアが必要とされる。そのなかでフェアウェイキープ率64.28%(9/14)にとどまったティショットが、あすへの課題だ。
大会前のポイントランキングは121位(94.655pt)。シード選手と同等の出場試合数が得られるポイントランキング80位以内に入るには、最低でも単独4位以上が必要になる。そんなシビアなラウンドでも、「いっぱい考えることはあるけど、ひとつひとつタスクをこなしながらゴルフできている」と集中力は高いレベルで保つことができている。
2日目は午後組でのプレー。「あしたまで時間があるので、調整して休んでいいゴルフができれば」。できる限りの準備を続けていくつもりだ。
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