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山下美夢有「悔しい」全英21位 今後は申ジエとの“年間女王”争いへ

山下美夢有は帰国後すぐ国内ツアーに復帰予定(撮影:福田文平)

<AIG女子オープン 最終日◇13日◇ウォルトン・ヒースGC(イングランド)◇6881ヤード・パー72>

44位タイから出た昨シーズンの国内年間女王・山下美夢有は、4バーディ・2ボギーの「70」。トータルイーブンパーの21位タイで今季の海外メジャー最終戦を終えた。

3日目に「76」と崩れた山下だったが、しっかりと立て直してきた。出だしの1番でバーディ発進を決めると、後半の10、11番でもバーディを重ねた。「きょうは縦距離が合っていて多く、バーディチャンスにつけることができました」。パーオン率で国内ツアー全体2位(73.66%)につける自慢のショット力を発揮した。
 
しかし、13、14番では連続ボギー。「ストローク自体はそんなに悪くなくて、ラインが合ってなかった。チャンスはけっこうありましたが、それもうまく入らなかったのが悔しい」と唇をかんだ。

今年は海外メジャー3試合に出場したが、満足のいく結果は残せなかった。「悔いの残る終わり方。考え方もだし、マネジメントもレベルアップしないといけない。そこからショットの精度も重要だけど、まずはしっかりコースマネジメントできるようにしていきたい」。課題と収穫を胸に日本へ帰国する。
 
主戦場の日本でひとつの目標となるのは、2季連続の年間女王。だが、今大会で最大のライバル・申ジエ(韓国)が単独3位に入り大量ポイントを獲得したことで、その立場も安泰ではない。今週の「CAT Ladies」(神奈川県・大箱根CC)からツアー復帰し、さらに激しさを増す女王争いに身を投じていく。

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