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PGAとLIVの選手は仲良し? バッバ・ワトソン「“気まずい”なんて考えているのはメディアだけ」

PGAとLIVの確執は? バッバ・ワトソン「そんなことを言うのはメディアだけ」(撮影:GettyImages)

次週の「マスターズ」はPGAツアー、LIVゴルフの選手が一堂に会するメジャー大会。両ツアーの面々が勢ぞろいするのは昨年7月の「全英オープン」以来となる。

グリーンジャケットを手にした歴代優勝者が集う“チャンピオンズ・ディナー”はジャック・ニクラス(米国)、ゲーリー・プレーヤー(南アフリカ)らレジェンドからタイガー・ウッズ(米国)、スコッティ・シェフラー(米国)、松山英樹やLIVゴルフに参戦するフィル・ミケルソン(米国)、バッバ・ワトソン(米国)、パトリック・リード(米国)らが出席する。

昨年覇者のシェフラーがメニューを選びチャンピオンたちをもてなすが、バッバは「(LIV組は)別の席にされるかもしれない……」と以前にジョークも口にしていた。

今週のLIVゴルフ第3戦、オーランド大会(3月31日開幕)を前に会見に立ったバッバは「正直に言うが、『気まずい雰囲気』になるなんて考えているのは“メディア”だけだ」と言う。「もうジェイソン・デイ、キャメロン・ヤングとパー3コンテストを同組で回ることも約束したし、何人かに練習ラウンドも誘われている。僕たちはお互いに誰かを責めることなんてない」。

さらに会見場の記者に対して、「もし君が職を変えたとしても、そのことに怒ったりしない。違う会社に記事を書き出しても、それは君と家族のために良かったね、というよ」と展開した。

一方、LIVに在籍しているメジャー4勝のブルックス・ケプカ(米国)も自宅のあるフロリダ州ジュピターでは、同じく同地に拠点を置くローリー・マキロイ(北アイルランド)、JTことジャスティン・トーマス(米国)らとともに過ごしているという。

「ローリーもJTもしょっちゅう会っているし、すごくよく話をする。ローリーとはこの前ボール規制やほかのことで30分くらい話した。僕が見える中では誰も何も怒ってなんかいない」とケプカも応戦した。

しかしながら、昨年8月にLIVゴルフに参戦する選手らがPGAツアーを相手に「独禁法違反」で提訴し、双方が裁判で係争中。現在もバッバやケプカは原告に名前を連ねている。(文・武川玲子=米国在住)

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