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永峰咲希がジュニアゴルファーからもらった“いい刺激” 「私たちももっと上手くなろうと思える」

永峰咲希は同組のジュニア選手からいい刺激を受けたという(撮影:山代厚男)

茨城県のイーグルポイントゴルフクラブで行われた、藤倉コンポジット株式会社主催の「スピーダーチャレンジ 2023 決勝大会」。本大会には予選会を勝ち上がったジュニアの選手も多く出場。今季国内女子ツアーのメルセデス・ランキングで34位の永峰咲希は、ジュニアゴルファーのレベルの高さに脱帽するも、“いい刺激”を受けていた。

「アマチュアの子と同組で回ることはあっても、3人ジュニアってことはなかなかないですね。みんな上手かったですよ。高校1年生の子が、前半パターがあまり入ってなかったけど、後半はショットでつけて、ティショットも曲がらなくて、5アンダーでした。トレーニングすればもっといい選手になりそう。これから楽しみです」と、ジュニアの部を4アンダーで制した井上蒼海奈(あみな)ら、ジュニア選手の将来に期待を寄せていた。

若い世代の台頭に「入れ替えが激しいのは大変な面も」と話す一方で、「それがあるからこそ私たちももっと上手くなろうと努力しますし、練習の内容や質もどんどん上がると思う。下の子たちがきちんと基礎を身に付けてプロになってきて、私たちも学ぶことがある。いい流れだなって思います」と、自身の成長、ひいてはツアーのレベルアップにつながるとプラスにとらえている。

そんな永峰は、昨季はランキング65位でシード権を喪失した。「やりたいスイングの動きがあったけど、すぐに固まらなかった。一つできることが増えたら、それに対する弊害というか、こういうミスにつながるんだと。去年はなかなかハマらなかったけど、オフの練習もあって、試合を重ねながらちょっとずつしっくりくるようになって。去年からちょっとずつ積み重ねたものが試合で生かせるようになりました」。今季は2020年「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」の優勝によって得た3年シードを行使して戦い、トップ10入り6回の活躍を見せ、地元・宮崎で行われたツアー最終戦にも出場を果たした。

来季目標とするのは「前回勝ったときからずっと掲げている複数回優勝」。達成のカギとなるのは「ティショット」と「メンタル」だという。「ティショットがよくなれば、パーオン率も上がる。かなりよくなってきましたが、より狙い撃ちできるように」と、今季60.3641%で終わってしまったフェアウェイキープ率の向上を目指す。また、「メンタルの保ち方ですね。攻めると決めたとき、恐怖心に打ち勝って、メンタルをコントロールしながらいつもと同じスイングできるように」と、さらなる高みを目指してオフのトレーニングに打ち込む。

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