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山下美夢有が今季2勝目「サロンパスから操作しやすいパターに替えた」【勝者のギア】

今季2勝目を挙げた山下美夢有。ショット、パットが嚙み合った完全無欠の勝利だった。(撮影:ALBA)

<ブリヂストンレディス 最終日◇21日◇中京ゴルフ倶楽部 石野コース(愛知県)◇6573ヤード・パー71>

前週は岩井ツインズとのプレーオフで妹・千怜に惜敗したが、今大会は2位の追随を許さず、影さえ踏まさぬ圧勝劇を披露した。昨季の年間女王・山下美夢有が6バーディ・ボギーなしの「65」をマーク。2位の岩井明愛に7打差をつけるトータル18アンダーで今季2勝目を飾った。

今季初勝利を挙げた「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」の時とはパターが変わっている。「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」でリアライズ『SQUAD プロトタイプ』からオデッセイ『ホワイトホットOG 2ボールブレード』に変更していた。山下は意図をこう話す。

「サロンパスの時にグリーンが速くて、繊細なタッチが大事になってくると思っていたので、サロンパスからパターを操作しやすい方に替えています。(今週のグリーンは)パターはそんなに関係ないという感じですけど、日頃からタッチを重視してやっているので、タッチが合えば入ると思ってます」(山下)

グリーンでは何よりタッチ重視なことが伺えるが、飛距離への意識について問われると「大事だと思って、飛距離アップを重点的にやってきた」と、プロ入り前の38m/sから現在は「41m/sいくかいかないか」くらいに上がっている。そうした影響もあるのか、シャフトのサポートをするフジクラの担当者は直近のクラブ調整をこう明かす。

「FWのスピンが多く入ってしまい、距離が出ていないという話があり、調整をしてきました。調整した結果、距離が伸び、飛びすぎてしまっているくらいだそうです。微力ではありますが、今期2度目の優勝に貢献できて私たちも大変うれしく思います」(フジクラツアー担当)

今大会のパーオンは72ホール中60回でダントツの1位を記録し「やっと自分らしいゴルフというか、ショットが安定してきた」と話す山下。パッティングも含めて、年間女王らしい“噛み合ったゴルフ”で視界良好だ。

【山下美優の優勝セッティング】
1W:スリクソンZX5 Mk II(8.5°スピーダーNXグリーン50SR 45㌅)
3、5W:スリクソンZX Mk II(15,18°スピーダーNXグリーン50SR)
4、5U:4,5U:スリクソンZX Mk II(22,25°ベンタスHY70S)
6I~PW:スリクソンZX5 Mk II
48、52、58°:クリーブランドRTX6
PT:オデッセイ ホワイトホットOG 2ボールブレード
BALL:スリクソンZ-STAR XV

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