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圧巻ゴルフで8バーディを量産 渋野日向子がスコットランドで躍動 「いいところにいられるのはうれしい」

渋野日向子が圧巻プレー! 首位でホールアウト(撮影:福田文平)

<フリードグループ・スコティッシュ女子オープン 初日◇3日◇ダンドナルドリンクス(スコットランド)◇6494ヤード・パー72>

渋野日向子が躍動した。第1ラウンドが行われているスコットランドのナショナルオープン初日。朝早くにスタートした渋野は前半を5バーディ。後半も3バーディを奪い、ボギーフリーのラウンド。8アンダーの会心ラウンドで、ホールアウト時点で2位に4打差をつける単独首位発進を決めた。「64」の8アンダーは今年の「ドライブオン選手権」でマークした自己ベストに並ぶスコアだった。

10番でいきなりバーディ発進。その後13番から4連続バーディとし5アンダーで折り返すと、途中はピンチをしのぎながら6番でカラーからパターでねじ込んだの合図に、そこから3連続。圧巻プレーを終えて、大会を放送するWOWOWのインタビューに「いいところにいられるのはうれしい」と、久々の首位には笑顔がこぼれる。

前戦となった先週の「アムンディ・エビアン選手権」では日米通じて6試合ぶりの予選を突破。今週は相性のいいイギリスでの戦いで、いきなりのビッグスコア。「風があるのでリラックスできたらいいかなと思って」とスイングのことはあまり考えずに、チャンスメイクに成功。後半は長いパットも決めるなど、「微妙な距離も入ってくれて、チャンスについたのもよかった」と振り返る1日は、残り3日間に期待を持たせる内容だ。

「明日も風は強いと思うので、自分のプレーをできるようにしたいです」と見据える2日目。午後組のプレーも残すなか、首位発進となれば1年前の「AIG女子オープン」(全英)を思い起こさせる。同じスコットランドの地で、米ツアー2勝目を目指すに十分なプレー。不振から脱却した渋野の快進撃の始まりだ。

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