中国の新人ミランダ・ワン、契約外でタイトリストの3本を投入してツアー初V

中国の26歳のルーキー、ミランダ・ワンが初優勝(撮影:GettyImages)

<FM選手権 最終日◇31日◇TPCボストン(マサチューセッツ州)◇6533ヤード・パー72>

米国女子ツアーの最終日は、ミランダ・ワン(中国)がトータル20アンダーで初優勝。下部ツアーから昇格し今年から参戦する26歳のルーキーが初勝利を挙げ、ローズ・チャンやチャン・ウェイウェイから祝福のシャンパンを浴びた。ワンとボール使用契約を結ぶ米国アクシネット社も勝利を称え、クラブは契約外にて名を伏せて今週新投入したキャメロンパターに関して以下のように明かす。

「71ホール目で首位タイに立つ中、ミランダ・ワンは『Pro V1x』でアプローチを寄せると、冷静に逆転バーディーパットを沈めました。次のホールでLPGAルーキーのワンはTPCボストンの強豪揃いのフィールドを制し、20アンダーでツアー初優勝。LPGAツアー初出場から15試合を競合他社のパターで戦ってきた勝者は、今週のFM選手権で、初めて試してから48時間も経たないうちにスコッティ・キャメロン『ファントム5』マレットに切り替えました。

水曜にはツアーバンで33.5インチに調整し、半インチ余して握ることで、よりカウンターバランス感を追求。そして彼女は、木曜に競合モデルから切り替えバックナインを29で回り、パーオンホールのパット数(1.43)でフィールドをリード。勢いは週末も続き、同パット数は金曜1.5、土曜1.51、日曜1.6と、グリーン上でフィールドを圧倒しました。今週の1ラウンド平均パット数26.8は、LPGAツアーの過去5戦平均(30.1)を3打以上も上回りました」(同社ツアー広報)
 
また、今週からハイブリッド2本も『GT2』を契約外で2本採用していた。

「LPGAの最新の勝者は、今週のTPCボストン大会から、競合ハイブリッド2本をタイトリスト『GT』に交換するなど、装備の上位モデルにも変更を加えました。GT2(18.0)とGT3(21.0)に切り替えることで、2本のハイブリッド間のギャップと21度から5番アイアンまでの飛距離差を最適化。同時に各クラブから求める打感も調整しました」(同)

その他の使用クラブは、キャロウェイ製で揃えているワン。ドライバーは『ELYTE♢♢♢』(24ベンタスブルー5S)、3Wは『ELYTE』(ベンタスTRレッド6S)で、アイアンは日本モデルの『X FORGED STAR』、ウェッジは『OPUS』(48,54°)と『OPUS PLATINUM』(58°)を使用している。