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ショットインイーグルには万歳! 川崎春花のモヤモヤを晴らすボール1個分の修正

15番でショットイン・イーグルを決めた川崎春花(撮影:鈴木祥)

<住友生命Vitalityレディス 東海クラシック 初日◇15日◇新南愛知カントリークラブ美浜コース(愛知県)◇6534ヤード・パー72>

最近のモヤモヤをフッと吹き飛ばすような一日だった。川崎春花は2番から5連続バーディを奪って波に乗ると、15番ではショット・イン・イーグルも奪取。「67」で回り、6位タイで滑り出した。

「久々ですね」とはんなりと一日を振り返る中、やはりイーグルは格別なもの。残り84ヤードを52度ウェッジで振り抜いた一打は、ピンのすぐ右に着弾すると傾斜で左に跳ね、そのままカップへと吸い込まれた。「ちょっとデカいかなと思ったけど、いい当たりでした」と見送った球が入ると、周囲をキョロキョロしなから控えめにバンザイ。ギャラリーの拍手に包まれながら、初々しく喜びを表現した。

ディフェンディング大会として臨んだ先週のメジャー大会「日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯」では、トータル9オーバーの109位タイで2日間を終えた。直近4試合では3度の予選落ち。苦しい8月を過ごしたが、「いろいろ自分で考えながら練習したら。なんとなくいい感触になってきた」と、徐々にきっかけをつかみ始めている。

ショットについては、アドレス時のボールの位置を修正した。「昔のスイングとかを見たら、ドライバーでも結構なかに入れていた。それを実践したら『ああ、こんな感じで振っていたな』と思い出しました」とボール1個分ほど右足寄りに置くことを意識。決め切れなかったパッティングについても、「ちょっとだけ。気持ちぶんくらい」ボールをいつもより右側に置いて、アドレスを取るようにした。

この日はバンカーでアゴ近くにつかまってのダブルボギーとスコアを落とす場面もあったが、「ショットはビタビタじゃなかったけれど、パターでいい流れを作れた」と、11ラウンドぶりの60台には及第点。伸ばしあいの一戦で、さらなるバーディの積み重ねを目指していく。

この日同組で回った岩井明愛はボギーフリー「63」でプレーし、大会コースレコードタイ記録を叩きだした。「明愛さんもすごいいいプレーをされていた。私は私でちゃんとマネジメントをして、自分の思ったプレーをできるようにしたいです」と残り2日間を見据え、まずは首位との4打差を追いかける。(文・笠井あかり)

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