PIF会長とPGA理事メンバーのミーティングはあいさつ程度? パトリック・キャントレーが心中告白
<ザ・プレーヤーズ選手権 最終日◇17日◇TPCソーグラス ザ・プレイヤーズ・スタジアムC(米フロリダ州)◇7275ヤード・パー72>
PGAツアー選手理事会メンバーの一人、パトリック・キャントレー(米国)は、大会をトータル2オーバーの68位タイで終えると、翌日に控えたPIFのアルルマヤン会長とのミーティングについて心情を語った。
LIVゴルフを支えるサウジアラビア政府系ファンドのPIFは、PGAツアーと統合して新たな団体を設立することになっている。昨年6月にその骨組みは電撃的に発表され、現在も交渉中。その内容が公表されずに不信感を募らせる選手も少なくはない。
そのなかで、18日(月)にザ・プレーヤーズ選手権の会場近くの私邸で、選手理事会と初めてのミーティングが行われると報じられた。理事会にはタイガー・ウッズを代表に、キャントレー、ジョーダン・スピース、ピーター・マルナッティ、ウェブ・シンプソン(いずれも米国)、アダム・スコット(オーストラリア)の6名がいる。
キャントレーはミーティングに先立ち、「何かが進展するとはまったく期待していない」とコメント。「会ってあいさつをする程度のようなもの。PGAツアーの選手にとって利益になるのであれば、PIFとの統合は大賛成であることは変わらない」と語った。
シンプソンも「これまでの分断を考えると統合しないと危険だ」とし、スコットも「交渉は急ぐべきだ」と話した。(文・武川玲子=米国在住)
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