• HOME
  • 記事
  • ゴルフ
  • 渡米前ラストマッチはカーナビ不要の地元大会 勝みなみ「いろいろな方に見ていただきたい」

渡米前ラストマッチはカーナビ不要の地元大会 勝みなみ「いろいろな方に見ていただきたい」

勝みなみは地元大会を終えた後、いよいよ米ツアーへ進出する(撮影:佐々木啓)

<Tポイント×ENEOS ゴルフトーナメント 事前情報◇16日◇鹿児島高牧CC(鹿児島県)◇6419ヤード・パー72>

今年から米女子ツアーに本格参戦する勝みなみは、今週が渡米前の国内ラストマッチ。地元・鹿児島での開催であり、アマチュア時代から練習を積んできたコースである。恩返しのプレーを見せたるとともに、米国に向けて弾みをつけたい3日間となる。

15歳でアマチュア優勝を遂げた勝。プロ6年目の昨季、「楽天スーパーレディス」でツアー史上初の72ホールノーボギーVを達成すると、「日本女子オープン」で史上3人目の連覇を遂げた。年間ランキングは4位に入るなど日本を代表する選手に成長すると、今季の主戦場は米国を選んだ。腰を据えて米国転戦を予定しており、「米国では1年間プレーしてシードをとりたい」と目標を立てている。

昨年末の米予選会(Qシリーズ)は、8ラウンドの長丁場。堂々と5位に入り、出場権を獲得した。飛距離の面やパッティングなどプレーには自信が持てたが、課題は100ヤード以内の精度を上げることと実感する。今オフは特に20~50ヤード以内の練習を重ねた。国内開幕戦は36位タイに終わったが、前週は6位タイ。課題の距離からバーディを奪ったり、パーセーブできたりと成果を感じることができたと話す。

今週は地元・鹿児島の大会だが、「実家とゴルフ場の往復で、いつも(の試合)と変わらないという感じです」と話す。それでも「(カー)ナビを入れる必要がないのでラクに感じます」とちょっぴり“ホーム”を感じている。「普段応援に来られない人も最後に応援に来てくれたり、友達とかも応援にいくよって言ってくれているので、すごく楽しみです」。試合が始まれば、知人や関係者が普段の試合以上に詰めかける。一気に地元感が増すはずだ。

「この大会を終えてアメリカに行くことはすごくいいタイミングだと思いますので、優勝を目指していろいろな方に見ていただきたいと思います」と気合いが入る。「先週はスタートダッシュをして4日間いい位置でプレーできました。今週は3日間ですが、初日からスコアを伸ばしていきたい」。前週は初日「68」の7位タイ発進で、そのまま好位置をキープした。渡米前ラストマッチも初日のスコアがカギとなりそうだ。

関連記事