
<伊藤園レディス 初日◇14日◇グレートアイランド倶楽部(千葉県)◇6769ヤード・パー72>
日本ツアー今季2試合目の原英莉花は、4バーディ・1ボギーの「69」をマーク。3アンダー・28位タイで初日を終えた。
この日、パーオン率は100%(18/18)だったが、パット数は34回とかみ合わなかった。特に前半は多くのチャンスを演出したが、9ホールいずれもパー。「しっかりアンダーで回れたのは良かったと思うんですけど…。やっぱり前半でもう少し伸ばしたかった」と眉を寄せ、悔しさをにじませた。
パッティングでは「ラインとタッチが全然合わなくて…。奇麗なベントグリーンなので、すごく速くて(ラインが)切れてきそうに見えるんですけど、思ったよりも切れなくて…」と“あと一筋”が続いた。
それでも「上り(のライン)が続いたところから“浅めに強く”を意識したら、少しカップに近づいてきたかな」と読み方を切り替えて、後半は4つのバーディを奪って順位を上げた。
今季は米国女子下部エプソン・ツアーに参戦し、ポイントランキング5位で来季のツアー昇格を決めた。来年への課題として「アドレス」を挙げる。「景色によって(アドレスが)変わってきてしまう。特にアゲンスト(向かい風)で体が浮いちゃうなっていうのはすごく思いました。トレーナーさんにも聞いてみて、練習で調整します」と、課題克服へ向けた取り組みは続く。
あすに向けて「きょうのミスが少し頭に残っているので、そこを払拭できるようにして、あすもしっかりアンダーで回れるように頑張りたい」と意気込んだ。今季自身初戦「スタンレーレディスホンダ」(10月10~12日/静岡県)では、悔しい予選落ちに終わった。今回は最終日まで戦い抜くためにも、さらにスコアを伸ばしたい。(文・高木彩音)
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