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足首故障に1W破損も判明 それでも3アンダー発進の勝みなみ 「ボギーなしはいいラウンド」
<ポートランドクラシック 初日◇8月31日◇コロンビア・エッジウォーターCC(オレゴン州)◇6467ヤード・パー72>
月曜日のトレーニング中に左足首を痛めた勝みなみだったが、初日を無事スタートしボギーなしの3バーディで回りきり、笑顔を見せる。「痛み止めを飲んでやりました。たまにちょっと痛いなという感じはあるんですけどプレーはできました」と18ホールを完走した。
降りしきる冷たい雨のなかでのラウンドとなり、ショットの距離調整は難航した。足首の状態もあって「1クラブ上げたりとか」とコンディションにも柔軟に対応することができた。バーディがなかなか来ない中でも1アンダーで迎えた後半の7番で2つ目のバーディ。8番では「1メートルないくらいのを外してショック」というパーで気落ちもしたが、最終ホールの9番では5メートルを沈めて1日を締めくくった。
「このショットで2アンダーだったら寂しいと思っていたので全然違う」と、最後のバーディで60台にまとめたことは評価。それでも「短い2メートル、3メートルぐらいのバーディパットが入ってくれたら」ビッグスコアも出るショットの内容だった。
先週開催されたカナダ戦の予選落ち直後、コースに居残りし行ったショット練習でアドレスを少し変えたことが改善につながった。多くのチャンスを作り出したなかでの3バーディは消化不良だが、週初めのアクシデントを思えば、3アンダー・30位タイはまずまずの出来ともいえる。
足首の故障だけでなく、練習日にはエースドライバーの破損も判明。急きょ契約するダンロップのスタッフが替えのドライバーを組み立てたが、左足首のせいでこの日の朝まで試し打ちができず。ところが違和感なく触れたこの1本でフェアウェイキープも10ホールと、アクシデント続きを乗り越えてのプレーには気分も上々だ。
「ボギーなしでやれたのはいつぶりかわからない。いいラウンドでした」という滑り出し。「先週とは大違い」という自信を得たいま、目指すはもちろん上位進出しかない。(文・高桑均)
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