
岩井千怜、華麗チップインイーグルさく裂「あんなに跳ねるとは…ラッキーでした」
チップインイーグル奪取で笑顔を見せる岩井千怜(撮影:ALBA)
<KPMG全米女子プロゴルフ選手権 初日◇19日◇フィールズランチ・イースト(テキサス州)◇6604ヤード・パー72>
序盤でボギー2つを喫し、岩井千怜の先行きは不安だった。「ショットが左にそれていて、“きょうどうなるんだろう”っていうドキドキのスタート」。そんな流れを好転させたのは、7番パー4でのビッグプレーだった。
実測313ヤードのパー4。ティショットをドライバーでグリーン手前の花道にまで運んだ。ワンクッションさせるため土手で跳ねる角度を計算して、アプローチは少し右を狙った。
「大体どれくらい(跳ねる)っていうのはイメージしていたけれど、あんなに跳ねるとは。乗ればいいやという感じで打ったものが入ったので、ラッキーでした」。勢いが増した球はピンにぶつかって、そのままカップイン。チップ・イン・イーグルで息を吹き返した。
9番パー5では残り246ヤードから5番ウッドを握り、エッジギリギリに2オン成功。5メートルのイーグルパットはラインに乗りながらも、ショートしてバーディ。「かっこよく決めたかった」と悔しがったが、この日は1イーグル・3バーディ・4ボギーの「71」で回り、首位と3打差の1アンダー・7位タイにつけた。
「目標」にしていた1アンダーをしっかりクリア。短いパットをいくつか外したことは反省材料だが、「思い切って打てているのはいい」と攻める姿勢を貫くことができている。
5月「リビエラマヤオープン」で初優勝を飾り、目下好調。週末の優勝争いに向けて、2日目もギャラリーを魅了するプレーを積み重ねていく。(文・笠井あかり)
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