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13年目につかんだ“栄冠” 36歳の苦労人、R・カンポス「精神力に拍手を送りたい」

ラファエル・カンポスが36歳でツアー初優勝を手にした(撮影:GettyImages)

<バターフィールド・バミューダ選手権 最終日◇17日◇ポートロイヤルGC(バミューダ諸島)◇6828ヤード・パー71>

米国男子ツアー、フェデックスカップ・フォールの第8戦はラファエル・カンポス(プエルトリコ)がトータル19アンダーで優勝、ツアー初Vを果たした。中継したBSJapanext(BS263ch)で解説を務めた深堀圭一郎、実況の小森谷徹が大会を振り返る。

首位タイから最終日をスタートさせたカンポスは、前半でスコアを1つ伸ばすと、折り返し後は2連続バーディで波に乗り、単独首位で終盤へ。17番(パー5)では、グリーン奥のエッジからピン50センチへ見事に寄せ、さらならバーディを奪った。

2位に2打差で迎えた18番。フェアウェイから5番アイアンで大きくせりあがった砲台グリーンを狙った2打目は、グリーン右奥へオーバーした。急激な下りのラインに対して打つ3打目は、ともすればグリーンの下側まで転がり出る大ピンチだったが、またしても、ぴったり50センチに寄せたミラクルショットを披露。見事にパーを拾った。

実況を務めた小森谷は、「風が強いく、芝目も強いグリーンのなかで勝ったカンポスの精神力に拍手を送りたい。そんな選手がポイントランキング150位前後に山ほどいるのがPGAツアーなのかなって、良く思い知らされました」と、13年目にして“栄冠”をつかんだ36歳に労いの言葉を送った。

日本勢で唯一出場した久常涼は初日の「73」を叩き出遅れたものの、その後の3日間は60台を並べてトータル8アンダー・29位タイで終えた。解説を務めた深堀は、「初日、厳しいなかでもしっかりと数字をつくってきた。次週の最終戦も期待したいですね」と話した。

DPワールド(欧州)ツアーでは、星野陸也が有資格者を除く上位10人に与えられる米国男子ツアー出場権を手にした。さらに、下部ツアーを戦っていた大西魁人も来季は米男子ツアーに参戦する。「松山英樹、久常涼とあわせて、来年は日本人のPGAツアーの選手が4人になる。夢のある世界に多くの日本選手が出れることができるようになって、また楽しみが増えました」。

BSJapanextでは今夜9時から「PGAハイライト」を放送(公式アプリでも同時配信)。決勝ラウンド2日間にわたって放送した中継映像、今大会のハイライト映像を1時間に凝縮して振り返る。

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