• HOME
  • 新着記事
  • ゴルフ
  • 救急搬送、骨折もなんのその 復帰の藤田さいきが元気に上位争い「病み上がりでここまで…」

救急搬送、骨折もなんのその 復帰の藤田さいきが元気に上位争い「病み上がりでここまで…」

復帰戦で好調をキープした藤田さいき(撮影:米山聡明)

<ブリヂストンレディス 2日目◇23日◇中京ゴルフ倶楽部 石野コース(愛知県)◇6642ヤード・パー72>

2週前の救急搬送、そして先週の欠場を経て復帰した藤田さいきが、トータル6アンダーの6位タイで週末行きを決めた。「病み上がりでここまでやれているのは自分で頑張ってるなと思います」と、本人も驚きの好スコアだ。

ラウンド後に熱中症で倒れた「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」ではプレーオフまで進みながら2位。改めてこの時のことについては「(プレーオフまで)行った記憶もあいまいだった」と振り返る。ただ、今では回復し、元気にクラブを振り切れていることも実感。「インスタで皆さんにも心配していただいた。熱中症対策をいろいろ教えてくれました」。そこでアドバイスがあった通り、この日のラウンドは開始30分前までに500mlの経口補水液を飲み干し臨んでいた。

雨のなかでのプレーも余儀なくされたが、「(雨は)嫌いじゃないんです。悪くても言い訳ができるので」と冗談を飛ばす姿を見ても心配はなさそうだ。もちろん、「(雨のなかでは)どれくらい距離が落ちるかとか、そういうのは分かる。自分が頑張れば、耐えていれば上に行けるというのはわかっているので雨は嫌いではないです」という根拠もそこにはある。

19日に病院で精密検査を受けた時には、右第1肋骨が骨折していたことも明かしていたが、それも問題なしを強調した。「正直、探り探りやっている感じだけど、思ったよりいい。雰囲気がよくなってますよね」。終始、声も明るい。満身創痍で敗れたメジャーの悔しさを、ここで晴らしたい。 

関連記事