• HOME
  • 新着記事
  • ゴルフ
  • アルドリッチ・ポットギーターが新『Tシリーズ』投入で嬉しい初V「フィッティングの成果が出た」【WITB】

アルドリッチ・ポットギーターが新『Tシリーズ』投入で嬉しい初V「フィッティングの成果が出た」【WITB】

新しい『Tシリーズ』に全変更した最初の大会で「62」発進し、初勝利を手にしたA・ポットギーター(GettyImages)

<ロケット・クラシック 最終日◇29日◇デトロイトGC(ミシガン州)◇7370ヤード・パー72>

PGAツアーの最終日は、20歳の飛ばし屋アルドリッチ・ポットギーター(南アフリカ)が、トータル22アンダーで初優勝。クリス・カーク、マックス・グレイザーマン(ともに米国)とのプレーオフを制し勝利をつかんだ。カークは2ホール目で脱落、グレイザーマンとは5ホールに及ぶ戦いの末、ポットギーターがバーディパットを決めて競り勝った。

契約する米国アクシネット社もツアーレポートを更新して勝利を祝福すると共に、新しい『Tシリーズ』アイアンを投入しての好発進&初勝利だったと、その変更エピソードを明かす。
 
■アイアン全変更後、初の試合で「62」発進!
 
「20歳のポットギーターは、PGAツアーで史上最年少優勝を果たした南アフリカ人選手となり、72ホールでSG:ティ・トゥ・グリーンで10.934打の獲得。うち3.5打以上はティショット(+3.710、7位)によるもので、アプローチプレー(+6.072、6位)では6打以上を獲得。プレーオフを含めパーオン率は86%(66/77)で全体3位でした。
 
前回出場から1ヶ月以上休みだった彼は、ウォーバーンのタイトリスト・パフォーマンスセンターに2日間滞在して用具を調整。ツアーPRディレクター、リアム・マクドゥーガルは彼と協力し、特にアプローチとドライビングの精度に焦点を当ててバッグにいくつか調整を加えました。ポットギーターはウォーバーンを去る際アイアンを全変更しT100と620 MB(T100 4~5番、620 MB 6~9番)からNEW T150とNEW T100(T150 4~5番、T100 6~9番)のブレンドセットに替えました。

アイアン変更で様々な状況でも頂点高さとスピン量が増え、アプローチのコントロール性が向上したとマクドゥーガル。また、彼がボールも変更したことで、チームがアイアンを向上させるために行った調整も相乗効果をもたらしました。そして木曜日、新アイアンでの初の公式ラウンドで、ポットギーターは10アンダー『62』発進し、SG:アプローチ(+4.763)でフィールドをリードしました」(同社広報)
 
■平均飛距離は327.4ydはぶっちぎりの1位
 
平均ヘッドスピード56.25m/s(2位)、平均ボール初速85.08m/s(1位)、PGAツアーのドライビングディスタンス「327.4ヤード」でぶっちぎりの1位だけに、その使用ギアは下記のように特殊。ポットギーター自身は用具変更と初勝利に関して、こうコメントする。

「アイアンはだいぶ良くなって新しいセットで結果を出せて良かった。もう少しボールを浮かせるため、ほんの少しスピンが必要でした。平均飛距離を考えると、スピンを増やす必要はないと思うかもしれませんが、ボール(Pro V1x+)が少し長く浮かせてくれます。ナックルショットだと少し強烈な打球になる。だから今年はグリーンを大きくオーバーすることが多かったので、風に逆ってスピンオフショットを打つようにしていましたが、今はスピンが少し入って楽になったし、あまり考えずにショットを打てます。(勝因は)リフレッシュして新しい道具で戻ってきてあまり考えすぎずプレーできたのが良かった。フィッティングの成果も出たし、少し休んで息抜きできたのも良かったです」(ポットギーター)
 
新しい『Tシリーズ』アイアンは、既報の通り先週の『JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品 2025』から国内男子プロにも本格供給を開始。阿久津未来也(T250・5I)、幡地隆寛(T350・3I、T100・4I~9I)、前田光史朗(T250・5I、T150・6I~9I)、鈴木晃祐(T150・4I、T100・5I~9I)らも実戦投入している。
 
【アルドリッチ・ポットギーターの同社使用ギア】
1W:タイトリストGT2(9.0°Ventus Black 8X)
2I:NEW T250(MMT Hybrid 90TX)  
4,5I:NEW T150(KBS Tour VTen 130X)  
6I~9I:NEW T100(KBS Tour VTen 130X)  
PW:Vokey Design SM10(46.10F 〃 )
A,S,LW:〃(50.12F,54.10S, WW60K* DG Tour Issue Onyx)
PT:Scotty Cameron 009M tour prototype
BALL:Pro V1x+ prototype

関連記事