21名のPGAツアー選手が結束! 代理人を立てツアーへ情報開示を請求
まもなく12月31日にリブゴルフを支援するサウジアラビアの政府系ファンド「PIF」とPGAツアーの統合の締め切りを迎える。
PGAツアーのジェイ・モナハン会長は、「統合に向けて進めている」と選手らにメモを送ったが、「その行方を黙って見ているわけにはいかない」とPGAツアー選手が結束を固めた。
2016年「マスターズ」チャンピオンのダニー・ウィレット(イングランド)を筆頭に21選手が代理人として弁護士を立て、PGAツアー、及び選手理事会に向けて正式文書を送付。PIF、DPワールド(欧州)ツアーとPGAツアーが統合する内容についての透明性を求め、選手理事会に情報開示を請求した。
ウィレットらに依頼を受けた米ニューヨーク州のヤコブ・ブッフダール弁護士は「理事会でない選手たちは、統合がどのように進められているか、どういう可能性があるのかも含めてまったく状況が分からない」と不満を述べると、「資本パートナー候補による提案の詳細と分析を完全に開示し、それをすべてのツアープレーヤーと速やかに共有すること 」を要求した。
PGAツアーの理事会はタイガー・ウッズ、ジョーダン・スピース、パトリック・キャントレー(いずれも米国)ら6名の選手と5人の個人で構成されている。今回結束した21名の選手はウィレットの他、チェズ・リービー、アンドリュー・ランドリー、元選手理事会のメンバーだったジェームス・ハーン(いずれも米国)らが名を連ねた。(文・武川玲子=米国在住)
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