小祝さくらが今季絶望 左手首痛は『TFCC損傷』と発表、シーズン中に手術へ「大好きなゴルフを続けていくため」

小祝さくらが今季中の手術を発表した(撮影:佐々木啓)

小祝さくらのマネジメント会社は8日、「今シーズンの競技活動に関するご報告」としてリリースを出した。その中で小祝がシーズン途中に手術を受ける決断をし、今季の残り試合すべてを欠場することが発表された。

リリースでは「これまで試合復帰に向けて安静と治療に努めてまいりましたが、プレー時におけるケガの状況が思うように回復に向かわないため、新たな専門医の診断を受けたところ『TFCC損傷(尺骨側手関節三角線維軟骨複合体損傷)』との診断を受けました」と報告がされた。

TFCC損傷とは、手首(特に小指側)にある軟骨と靱帯の複合体である「三角線維軟複合体(TFCC)」が損傷した状態。特にクラブを振るなどの回旋運動を行う際に痛みが伴い、ゴルファーをはじめ手首を酷使するスポーツ選手にみられる症状だ。

これに伴い「今後の競技への影響や選手生命を考慮し、慎重に医師と検討を重ねた結果、早期に試合復帰するためにも手術を受ける決断をいたしました」と説明。リリースを通じて小祝は、「このたびは、多くの皆さまにご心配をおかけしております。大好きなゴルフをこれからも続けていくため、今は無理せず、治療に専念をして、また元気な姿で皆さまの前でプレーできるように努力してまいります。これからも温かく見守って頂けるとうれしいです」とコメントした。

小祝は7月の「明治安田レディス」で今季初優勝を挙げたものの、続く「大東建託・いい部屋ネットレディス」第2ラウンドの前半を終えたところで、左手首の痛みを訴え棄権。その後、欠場が続いていた。