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1,900円のパンツが牽引 ゴルフ参入1年のワークマンが売上40億を目指す

ゴルフスイングの動きを解析、ストレッチ素材+3Dパターンでスイングを邪魔しない『DROPTEC中綿ブルゾン』

2022年6月、ゴルフウェアに本格参入したワークマン。それから1年が経ち、ゴルフラインはワークマンの中で最も勢いがある”売れ筋”に急成長している。

ワークマンがゴルフに参入するきっかけは、ワークマンが得意とする「作業着」と「ゴルフウェア」に共通点を見出したことだった。

「撥水性、通気性、ストレッチ性など、ワークマンがもともと得意とする作業着とゴルフウェアに求められる機能には一致する部分が多い、と感じていました。コロナ禍でゴルフ人気が高まる中、あるタイミングでほんの少しだけゴルフに使えるウェアを投入したんですね。そうしたら即完売しまして。これは本腰入れていかないと、と覚悟を決めました」(ワークマン製品開発部第2部 チーフバイヤー 半田さん・以下同)

ワークマンがゴルフウェア市場の中で目指しているポジションは?

「エントリーゴルファーの皆さんに向けた製品づくりを心がけています。普通のゴルフウェアって、ゴルフ初心者の人からするとやっぱり高いイメージがあるじゃないですか。そこにワークマンならではの機能性と安さを活かしたウェアを提供することで、ゴルフやってみようかなという人を後押しできたら、と思っています」

本格参入して1年が経ち、春夏秋冬すべてのシーズンのゴルフウェアの開発・販売を体験したワークマン。ユーザーからはどんな声が挙がっているのだろうか?

「実際にゴルフで着ていただいて、非常に使いやすいというお声をたくさんいただき、本当にありがたいと思っています。また反省点としては、最初の頃に発売したアイテムのカラーリングが、割と黒とかグレーとか地味な色が多かったんですね。我々も初の挑戦なので売れ残りが怖くて(笑)。そうしたら、”もっとゴルフらしいパキッとした色のアイテムを増やしてほしい”というお叱りの声をいただきまして。その反省を活かして、今年の秋冬は鮮やかな色合いのアイテムを増やしています」

では、今年の秋冬のゴルフウェアのオススメは?

「目玉商品は『DROPTEC中綿ブルゾン』です。3Dパターンで動きやすく、スイングの邪魔をしないデザインです。表地は50回の洗濯に耐える耐久撥水とストレッチ性に優れた『DROPTEC(ドロップテック)』を使用しており、中綿は吸湿発熱機能付きです。これだけの機能を詰め込んで2,900円はまさに価格破壊。ワークマンにしかできないウェアだと思います」

1,900円の「ストレッチゴルフパンツ」などが牽引し、2023年の春夏ゴルフウェアで13億円の売上を叩き出したワークマン。今回発表された秋冬アイテムと合わせ、年間40億円の売上を目指すという。

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