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衝撃のアマチュアVから現在まで 日本の至宝・松山英樹のスイングはどう進化したのか?【松山英樹スイング変遷】

2011年から2025年の松山英樹のスイングを振り返る

2011年「三井住友VISA太平洋マスターズ」にて史上3人目のアマチュア優勝を果たし、13年プロ転向初年度で賞金王に。そして21年には日本人、アジア人として初めて「マスターズ」を制した松山英樹。そのスイングはどのように変化してきたのか? プロコーチ平尾貴幸が解説する。

2011年 飛距離は出るがアマチュアらしさも残るスイング

アマチュア優勝した2011年ですが、今より体の線は細いものの飛距離は十分に出ていたと思います。

このときの松山選手は、始動から徐々にクラブフェースを開きながら上げてレイドオフのトップを作り、インパクトにかけて閉じながらスイングしています。トルクをかけられるので、シャフトもかなりしなって、飛距離に直結していたはずです。

ただ、やはりまだアマチュアの頃。少し曲がりそうだと感じる部分もありますね。例えば、オーバースイング気味になっていること。これは、上体というより下半身の動かし方の影響だと思います。松山選手のヒザの向きに注目してください。今の松山選手はトップで両ヒザがほぼ正面を向いていますが、このときはやや右を向いています。これにより骨盤も回り過ぎて、オーバースイングになっていたのです。

このスイングから、現在までの写真を順に見ていくと、松山選手が「マスターズ」に勝つために試行錯誤しているように感じました。「マスターズ」が開催されるオーガスタナショナルGCは、ドローヒッター有利と言われるコース。そこで勝つためにスイングを進化させていったと思います。

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