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「イラっとしてしまうところもあったけど…」 渋野日向子はダボ発進からカムバックでメジャー予選通過圏内

渋野日向子は耐えて、予選通過圏内へ(撮影:佐々木啓)

<アムンディ・エビアン選手権 2日目◇12日◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6523ヤード・パー71>

最後まで耐え続けた。イーブンパー・52位から出た渋野日向子が3バーディ・1ボギー・1ダブルボギーの「71」でプレー。トータルイーブンパーとして、予選通過圏内でホールアウトした。

出だし10番でつまづいたが、そこから立て直した。ティショットを木のなかに入れ、5オン1パットのダブルボギー発進。だが、難易度の高い14番パー3、15番と連続バーディを奪い、“借金”はチャラにする。「スタートホールでドタバタして流れの悪いスタートになってしまったけれど、前半のうちにゼロまで戻せたのはよかった」と、大会を中継するWOWOWのインタビューで振り返った。

4番でボギーとしてカットラインに1打のビハインドを背負うも、8番パー3で6メートルを流し込んでバーディ。「段々とショットの感じも良くなってきていたかなとは思うので、そのぶんパットが入らないのは苦しい2日間だった」とグリーン上でのパフォーマンスを嘆いたが、開幕前には苦手意識も話していたエビアンの地で、まずは第一関門をクリアした。

カットラインとの攻防戦が続くなか、最後まで耐え続けることができた。「ショット自体はすごいチャンスに付けられていた。パットが入ってくれればという感じではあった。イラっとしてしまうところもあったけれど、耐えに耐えたかな」。このうっぷんは週末で晴らすだけだ。

今季は「全米女子オープン」で“復活”の2位に入り、前のメジャー大会「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」でも上位争いのすえ7位に入った。「ここはすごく大事だなと思っていた。あしたからもっとバーディをたくさん獲れるように頑張りたい」。メジャー3試合連続トップ10入りを狙うためにも、大爆発のムービングデーにしたい。

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